2009/11/08

クレマチスの丘

「クレマチスの丘」という小説を読みました。
ではなく、
「クレマチスの丘」という単館上映を観にいきました。
ではなく、
「クレマチスの丘」という場所に行きました。


「クレマチスの丘」は場所の総称で、そのなかに美術館・レストランなどがいくつかある。それぞれのエリアで別料金を取る(!)ので全体像は不明。
そのうちのひとつ、「IZU PHOTO MUSEUM」にだけ行った。
http://www.izuphoto-museum.jp/
ここだけ、先々週くらいに新規オープンしたのでピカピカ状態+杉本博司設計の建物。開館記念で本人の「光の自然(じねん)」展をやってるっつうことで。

三島にあるので本来は早起きしていきたいところだが、恒例の早起きする気が起きない症候群のため、午後の新幹線に乗り、全然時間ないまま戻ってきたけど、まぁ、結果オーライだった。個人的にはあそこで長居はちと厳しい。私営美術館にありがちな、オサレなカフェのようなものしかなくて、近辺に飲料自販機も全くなし。ふつうは車で来るところだこれ。


でも三島から無料のバスが出てて結構サービスいい感じなものの、客がみんな女性っていうかおばさんですよ。運転手も女性。ぁ〜でたこのパターン。時々あるんだよこれ。勿論全然イイ意味じゃないっすよ。おばさんがヤだってことじゃなくて場違い感がより際立つのが。もっとも、オメーはどこに行っても場違いなんだよ!的なのあるから、まーイイんですけど別に。

IZU PHOTO MUSEUM自体はよくて、ココにはおばさん勢は興味ないみたい。最初から最後まで貸切状態。でた〜っ またかーっ
「放電場」という、高電圧をかけたフィルムの作品で、金沢21世紀美術館にあった1室を抜粋した感じ(作品そのものは別で、IZU PHOTO MUSEUMの方がより分かりやすいと思う。平面で完結しているとも言えるけど、どちらかというとやや離れたところに置かれた雷神像とセットで、空間全体が作品だ、ということが部屋に入った瞬間に解る感じで、金沢よりVersionUPしていると思う。単におれが金沢で初めて見たから状況が瞬時に分からなかっただけか)。
もう一つが「光子的素描」というもので、これはよく分かりませんでしたすいません修行足りません。150年くらい前の非常に古いネガをプリントしたってことで、今と対比するとちょっと思うところはなくもないけどうまくかけません。


監視のおっさんの足音と空調音だけの状態は素晴らしい。でも2室しかないすごく小さい建物なので長居は出来ない。時間無いのに時間余った。

ミュージアムショップに、先月行った、楢橋さん写真展のトークショウでゲストだった安藤礼二さんという人の著作が売ってて、これの表紙がまさに杉本氏の作品なんですが、そういうの全く知らないで行ってるわけで偶然ですが、なんだか繋がってしまう感じがした。


帰りは新幹線やめて御殿場線+小田急経由。東海道線の在来線で帰るよりこれの方が運賃が安い。



ところで新幹線の500系(そろそろ東海道区間から撤退)、人気ありますね。どの駅にもカメラ構えている人が居ました。こだま車内から撮影@小田原駅。

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