2016/12/23

フィッシュマンズ リマスター(2)

あ、あれ、前回の入力からなんで3ヶ月も経ってるんだ(汗)

フィッシュマンズのリマスターのCDを買った後に、少し予想はしていたものの、ハイレゾ版が発売された。アルバムは結構高額なので気にならないのだがシングル"Go Go Round This World!"と"Melody"はCDより安いので失敗したと思った。発売日をずらさないとCDが売れないのは想像がつくけどなんか腑に落ちないものがある。

ハイレゾ版は買わないつもりだったが、そういう人間を釣るかのようにw、4曲入りのハイレゾお試し版なるものが発売されたのでe-onkyoで買ってみた。
んで、下図のように同じ曲でリマスターCDのリッピングとハイレゾ版を並べて聞いてみたが、少なくとも"感謝(驚)"に関しては違いがよくわからなかった。いや、高域のエッジが効いてるとかに意識を置けば違うのは違うのだが、その違いに意味を感じられないという言い方のほうがイイか。差異の認識は可能だけど心証が変わらないのだ。オーディオマニアってのは未知の曲を追い求めるのも当然あるけども、どちらかというと既知の曲にもかかわらず、再生装置や環境を変えることによってハッとするような体験が新たに得られることに喜びを覚えるような感じだと思うのだが、その感じは得られない。CDクオリティでも問題なかった。もちろん機器にもよるから他の環境でどうかはわからないけど。

でも、ハイレゾ販売をダシにしたリマスター仕事ってのは期待したい。ハイレゾそのものが良い(悪い)じゃなくてマスターテープ(音源)から起こし直して、かつ有意義な編集を施したリマスター版を発売してくれることが重要。単に16/44.1音源を24/192で録音したとかレコード盤を録音し直したとかじゃなくて、今現在の基準で音をいじる方を期待したい。

あとアナログ。今月はアナログを聴き返しているがこれはやっぱり楽しい。ハイレゾかどうかは置いといて、回転して針がなぞっているのをみながら音が出ているというこの状態は無条件に楽しい。さらに45回転盤だと音が独特の強さ(?)というかグルーヴがあってたまらない。