2011/12/31

FIDELIX Caprice I2Sケーブル交換(HDMI)

FIDELIX CapriceのI2Sケーブル=HDMIケーブルについて。標準で取り付けられているものは1mのものですが、配置の都合で長さが足りなくて延ばしたいと思い、ついでにケーブルをグレードアップ(?)しました。

これは標準の状態です。
私のものは、ELECOM製でおそらく型番はDH-HD13AS10というものがついていました(製造ロットなどで違いはあるかもしれません)。

横から見るとこういう風になっています。

で、1.5mにしたかったので、同じエレコムのDH-HD13AS15にするのが最も無難ですが、ここはいつもの癖というか、せっかく作業するのにまたエレコムってなんか気に食わないなということで、SONYのDLC-HE15XFというものにしました。フラットケーブルで銀メッキ線が使われているとのこと。

このように、ちょうど入ります。
写真でもお判りいただけると思いますが、ケーブルが入る空間が狭いです。ここに納められるHDMIケーブルは非常に少ないと思います。DLC-HE15XFにした理由は性能が良さげというのもありますが、物理的に入りそうなのがちょっと探した範囲ではこれしか見つからなかったというのもあります。

カプリースのHDMI基板はただのネジ止めで多少遊びがあるので、無理無く納まるように微調整し、このようになりました。蓋も問題なく閉まります。ただ、このケーブルはずしりと重いのでパネル穴部分を多少抜けにくく補強したほうがいいかも。

とりあえず動作確認だけで時間がなくなった。音が何か変わるのかどうか(しかしこれもまたケーブル付け替えて比較視聴は面倒臭い...)は、まだちゃんと聴いてないのでまたこんど、あ、また来年か〜。

2011/12/30

FIDELIX Caprice I2SとPS Audio PWT

FIDELIX Capriceによって小生は急に知ることとなった"I2S"とか"PLLバンド幅"とかいう単語ですが、珍しいとか新しいことということではなくて、昔からあるものごとだけど素人一般ユーザーが介入できない領域がバーッと開放されたということだと思います。
こういうのは政治的理由だとか暗黙の了解のようなものがあってどこもやらなかったのか、単に目を向けてなかっただけなのかどうなんでしょうね。

ちなみにC.E.Cの製品にある"スーパーリンク"って実はI2Sではないかと想像します。I2Sっていう単語は書かれていないけどいかにも。もし次期モデルにI2S伝送としてHDMI端子がつかわれたりしたら面白いなぁ。

それでそのI2Sなんていう伝送規格は、本来外部機器と接続するためのものではなかったようですが、それをやってしまうものが出てきており、なんだかとても良さげなので興味津々だというところでこの2台、フィデリックスカプリースとPSオーディオ PWTでございます。


2011/12/28

PS Audio PWT

今年はいつになくオーディオのグレードアップを図り、しかしブログ更新頻度がそれに反比例していますがorz、PS Audio社のCDプレーヤーと思いきや"WAVEファイルディスクトランスポーター"であるPerfectWave Transport、略称PWTを入手しました。
PWTはCD再生機能だけではなく、次のような特徴があります。
  • CD-R,DVD-R/+RやRWにUDFフォーマットで焼いたWAVEファイルの読み出しが可能。
  • 対応するWAVEのサンプリング周波数は44.1,48,88.2,96,176.4,192kHz。
  • 1ディスクにサンプリング周波数が異なるファイルが混在してもそのまま再生可能。
  • 出力はS/PDIF、AES/EBUのほかI2Sが可能。I2Sの端子形状はHDMIを流用している。
  • LAN端子があり、DHCPでIPアドレスが振られればネットからCDのアルバム名や曲名を取得することが可能。
  • SDカードスロットがあり、ネットから取得した曲名情報などが自動で記録される(SDカードは付属している)。ファームウェアの更新も行える。

2011/12/19

新宿ピットイン

茂木欣一ショーで勢いが付いてしまい、新宿ピットインにも行ってしまった。"北欧ジャズ現在進行形"というイベントで、文字通り北欧のフィンランドとノルウェーから来日のジャズメンですよジャズメン。新宿ピットインは名前こそ知ってましたが初めて行ったです。なんだよもっと早くから行けばよかったってな位居心地がよいところでした。座席と小さい手作りっぽい木製テーブルがあるのが驚きで、今回のやつは内容的にスタンディングでもいいんじゃないかって感じでしたが。3時間30分くらい演ってたから実際立ちだったら疲れるけどね。
"ジャズ"というとなんかこう枠にはめられてしまうイメージが拭えないと思うんですが(自分としてはそういう認識無い方だと思ってますが、レコード屋ではそれを意識せざるを得ない)、メタモルフォーゼとかジャズを特に標榜してないフェス系で演ってても全然受ける内容ですよこれは。これ座って聴いてて良いのかよ〜と思ったよ特に最後のSteinar Raknes Quartet。これはめちゃくちゃ良かった。ノルウェーのイメージは薄めで黒人系のノリが絶妙。Joni Mitchellのカバーもやったよ嬉しいね。CD買えばよかった失敗した。ネットショップだとどうも殆ど無さげ。
ちなみにどーでもいいけどSteinar Raknes QuartetはノートPCを床に置き、RMEのFIREFACEかMultiFaceが繋がってた。録音してたっぽい。そのまま配信したら買う。

あとここは酒が旨い。これが普通なんだろうけど。ビールの選択肢に"その他の雑酒1"とかがあるところばかりになりがちなので今後はピットインになるべく行こうと思う。


2011/12/16

THE 茂木欣一ショー Vol.3

"ザ・モテキンショー" こと "THE 茂木欣一ショー Vol.3 year end special" 行きました。
11月でライブ最後かなと思ってたけどこの存在に気づいてよかったよかった。

浅井健一がヤバかった。他も勿論良かったけど、初めて見たのもあってなんか最後に一気に持っていかれてしまった(ブランキーとか全然聴いてないんですよー SHERBETSもほんのちょっとだけだし)。
浅井健一のバックがSo Many Tears、つまりドラムが欣ちゃんでベースが譲氏なワケであり得ない度高し、いや隆志か。

渋谷のO-EAST,WESTのあたりも全然行ってなくてね、今日のはduo Music Exchangeとかいう1階の方だったけども場所は最悪だったさ(笑)。建物の柱で思いっきり視界が遮られててそれはクアトロを上回る。次は野音で演ってくれ!ドラムで日本を変えてくれ!Good Vibrations!


2011/12/14

Cerenate BTL専用ケーブル作成

「最高速アタック」という単語をつい先日知りましたが、なんかこれが面白い。最高速"で"対象にアタックするということではなくて、最高速な状態そのものがアタックなのである、ということなんだと思いますが、そうなのか否かはいいとして様々な場面で使えそうな単語。

全然関係なくオーディオ機器のアンプであるFIDELIX CERENATE周辺ネタ。
これを左右1台ずつモノラル使用しており、かつBTL接続にしているんですが、セレナーテでBTL接続を行うには、
  • 2系統同時出力できるプリアンプ等と、XLRケーブルを片側2本用意し、そのうち1本はホットコールドを逆相にしたものにする。(ケーブルは合計4本必要)
  • 1本のXLRケーブルを分岐させて信号を2分配し、かつその分配した方は逆相にする。(ケーブルは合計2本)
といった2種類が考えられます(他に無いっすよね?)。 いままでは前者でやってましたが、後者の方が取り扱いが簡便で接続ミスも少なく、ケーブルの使用量も少ないのでいいかなっていうか、単にできることはなるべく試したいってだけですが、ということでヘンテコなケーブルを作成しました。 また5時間くらいかかっているという。
線はモガミ電線 Mogami Neglex 2549にしてみた。激安のため。XLR端子はITT CANONプラグ。この画像だとそんなに変に見えないかも?次の画像はどうでしょう。

こんな感じ。分岐から先が逆相になってます。オーディオの音声信号用ケーブルとしては相当気持ち悪いです。ITTのプラグには被覆をしたままでNeglex 2549は2本入らないので、大きく剥いて熱収縮チューブで保護しました。

このように接続します。逆相入力している方が10cm位ケーブルが長いということになりますが、特に問題はなさそう。オーディオ的潔癖な人は耐え難い状態かもしれない。この長さの差をなくす方法としてはY字型に分岐させる方がいいですが、Y字は処理に手間がかかりそうなので、このようにプラグ内で分岐させてみました。

音は現時点で少なくとも悪いということはないけどそれ以上はいま判定する気が起きず。交換前がBELDEN 1813Aで価格的に近いし劇的な差異は元々期待できない。というかCERENATEでまだ劇的な変化の期待というような心境には至っておらず、いろいろ鳴らして楽しんでいる状態であります。

そしていろいろ聴いているとディスクユニオンに中古売却したい音盤が続々と出現。

2011/11/15

mogami 2804が

フィデリックスの小型アナログアンプ セレナーテのスピーカーケーブルをどうしようかという話で、とりあえず最初はヨドバシで無難そうで安いという理由で買ったFOSTEX SFC103という銅線を使用しました。別にそれで悪くないんですけど、フィデリックス社はモガミ電線を推奨しているのと、リモートセンシングのケーブル作成もあるので、いろいろ買うときに一緒にMogami NEGLEX 2804を買ってみた。切り売りかつこの見た目からすると割と高価な線です。

で、こんなものを作成...。

モガミ電線のwebサイト(ちなみに製品と関係ないけど今時ではないページデザインがちょっとすごい)でも記載がある通り、あまりの細さ・硬さに驚く。なんなんだよこれはスピーカーケーブルじゃないだろうよ。。。と文句を言いながら切断したり被覆を除去したりしていると中身も驚きの構造で、芯線がなく、芯は硬い樹脂でそれに巻き付いて銅線があり、その外周にもう一巻き銅線がある。つまりホット・コールドの線がどちらも巻かれている。そして銅線の一本一本が髪の毛のように細い。すぐ切れる。

最初はこれをそのまま端子につけていた(スピーカーがバイアンプ端子かつジャンパーピン外しているので、ジャンパーを兼用するように長く露出して上下端子間を通して接続)が、ヘナヘナだし端子から付け外しをやるたびに髪の毛が抜けるかのようにポロポロしかねなくて不安だしでムカついてくる(笑)ので、やはりメーカーサイトにもあるように先端に針金のように別の線を継ぎ足すしかないようだ。どのような線材で継ぎ足すかというのはもしかすると重要なのかもしれないが、手持ちでOyaide PA-22の端切れが30cmくらいあったのでこれを分解して使った。継ぎ足し方は単なるハンダ付けだがベストなやり方が解らずダラダラと半田を流しまくってしまったがいまいちだったかも。スペードプラグとかバナナブラグでねじ止めのがやり直しも効くし無難かもしれない。

リモートセンシング(これ自体の解説はフィデリックス社のサイトを見てくださいね)のケーブルはKHDの同軸3D-2V。3D-2Vなら何でもいいみたいです。これは前述のPA-22を継ぎ足したところに強引に巻き付けてハンダ付け。外周に手持ちで使いどころが無いまま放置していたノイズビートテープの存在を思い出し、ココゾとばかりに気休めで巻き、その上からブチルゴムテープでぐるぐると。それでこのような酷い見た目のケーブルができました...。いやぁかっこ悪いわこれ。
しかも、これ作るのに6時間もかかった...。こんなもの1時間くらいでやりたい(本来やりたくない)のに不器用だ...。

あ、これはBTL接続用で作成し、2804のコールド側はどこにも繋がらず浮いている状態になっちゃいましたがこれは浮かせずにアンプのマイナス側端子(黒)にだけは繋いだ方がいいのかもしれない。ホット側だけを使ってる状態って2804のメリットを生かせていないかもしれない?

肝心の音は、SFC103でリモートセンシングなし状態よりは確実に良い。SFC103+リモートセンシング有はやっていないので不明。なんかATCから随分と透明な音が出ている、これすごいかもしれない。音が籠らないけどスカスカでもない。全体が明瞭になっている。とりあえず見た目の割にはいいということで(笑)

面倒くさいのであまりやりたくないけど、今後2804とSFC103以外の線材でも試してみたい。

2011/11/09

11月上旬

クラムボンライブ@国技館。枡席ってやつに初めて座った。緩い自主的なドレスコードがあって白い服を着ていったらほとんど全員白で壮観だった。昔AXか野音かで客の携帯電話を全員振りかざしてみたらエラいことになった(明るいなんてもんじゃない)ってのあったけどそんな感じ。座布団は投げなかった。今年最後のライブかな。



「新・港村」@新港ピア。アートイベントというかなんて言うんでしょこういうの。普通の企画展ではなくて個別の小さい表現者の長屋、って言う感じで最近流行してる形態。例えば「映画を観る」とか「絵画を鑑賞する」という行為と全く異なるスタイルで、つまんないと一言で言って終わっちゃう人も多いと思う。おれはといえば最高に素晴らしいとか面白いという感想も出にくいが、嫌いじゃない。"点"ではなくて"線"とか"面"の方向といえるだろうか。過程そのものが楽しいかどうか、というところ。いいなと思う感覚を見つけにいく感じでもあるか。客に能動性が求められる(客とは言えないかも。来訪者。)が、吸収することを要求されるわけでもない。なんかよくわかんないなぁと思うと、でもよくわかる人もいるんだろうね、って言う認識も同時に出てきてそれについて改めて納得する。とか。



偶然みなとみらいで花火を打ち上げていた。久々に横浜に行ったわけですが埋め立て地に巨大マンションとか得体の知れない建物がたくさん建っていた。どこまで増えるのか。

FIDELIX CERENATE

時間の流れの速さを自分で確認しているだけのブログでございます。。。

FIDELIX CAPRICEでなんか凄さを感じた(分析的にものが言えないですがこのサイズでこの音はヤバいだろってなことです)ため、同社のアンプ CERENATE を買った。この小ささでステレオアンプなので1台あれば左右スピーカーをつなげられるが、ケーブルの接続方法を変えることによりモノラルBTLアンプとしても使えるので、2台逝った。
今まで"モグラ"ことFlying Moleだったり、パワードモニターを転々としたりしてて、どうもセンターに大きなアンプが鎮座している様子は好きじゃなく、かつそのアンプは目立たないに越したことはない、元々置くところもないから小さいほうがいい、というあまりやる気のない考えが主だが、一応音質もセパレートのほうが良いといわれているので必ずしもマイナス路線でもなかろう、でもちょうどいい製品が無いなぁ、と長いこと思っていた所にCAPRICE経由で存在を知る。

えーっとそれでこのセレナーテ、"このサイズでこの音はヤバいだろ感"が、CAPRICEの3倍(当社比)くらいある。CAPRICEよりこっちのが驚いた。これ2009年の発売みたいだけどもっと早くから知っときゃよかった。

モグラとかそこら辺のあまり高くないパワードモニターってのは"ちゃんとした音"は勿論鳴るけど、ある時点で限界を感じてしまう。価格やサイズを考えたら全然イイけど、天井にガンガンぶつかって広がれない感覚があった。CERENATEは今のところそういう感じはしない。大型高価なアンプなら当たり前の話だろうけど、このサイズと10万円台前半という値段でこの性能は安いと思う。

スピーカーはATC SCM19で、昔ATC SCM7を使ってたけど非常に好みで、あ~やっぱATCに戻りたいなーと思っていてやっぱり戻るしかない。SCM7をもう一回買うか?いやSCM11だろ、19はちょっと持ち腐れでしょ、などとすごい迷ったけど思い切って19イク!(そして十返舎一九)。これ以上は無理。金が。

ATCのここら辺のやつはベースとドラムがとにかくイイ。熱くてクール。他にあまり言うことがない。低域がでかいとかそういうことじゃないんです(見かけの音量はバスレフ型とかより小さいくらいかもしれない)。 低能率アンプ泣かせと言われまくっている製品だけにCERENATEの片ch40Wじゃ心配、BTL接続なら80W、これならギリギリイケるんじゃ?ということでやってみたけど、ギリギリ感もなくBTLの効果は出てると思う。 BTLしない状態(片ch)または1台でステレオで鳴らすのよりも反応がよく、グイッと音が出る感じ。1台だとおとなしくて、悪くはないけどつまらない感じ(つまりギリギリかもしれない)。

SCM19は同時に比較したわけじゃないからアヤしいけどSCM7がそのまま大きくなって、その分だけ音の出方に余裕がある(だけ)と思う。大きさが違うと全然別モノ!?ということではなさそう。スピーカーはやはりATC以外あまり興味が出ない。夢の夢でいつか広大な部屋にSCM100とかのパワードタイプに、ってな感じで。
アンプはATC純正のP1は聴いてみたいけど、CERENATE2台での満足感は高い。消費電力もこっちは全然低いだろう。
あとCERENATEの売り(?)であるリモートセンシング、試し途中ですが音がシャキッとしてるかも。ユルくなくなってボリュームを上げたくなる。
とりあえずBTL用に作成したラインケーブルが、放ってあったありあわせのBELDEN1813Aで、違うやつにしてまたいろいろ試さないといけない。でもこの状態でも十分な感じがする。


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2011.12追記
BTL用のケーブルを変えてみた


2011/09/14

CAPRICEは放置してないです

また気づいたら前回更新から1ヶ月以上経ってて怖いですが、FIDELIX CAPRICEについては放置してなくてさっさとメーカーに送って診てもらっておりました。やたらと早く返送されてきた(到着と同日に発送)うえに、何も書類とか入ってなかったのでもしかして"正常"レベルで却下されたか?と思いましたが、問題はバッチリ解消されておりました。というか96kHzとかでも全然ハズれないので、中身が別物になったかと思う程です(送る前の中身は開けてないので不明)。
信号送り出し側の機材が安物だからハズれるのかな、とか思っていたことについては特にそういうわけではないようです。
というわけで不審な状況でまだ修理に出していない人は出しましょう。

今オーディオ環境激変中のためここら辺はまた後日...


2011/08/12

気まぐれなのか

FIDELIX CAPRICEネタ続行ですけど、さきほど下記のようにいくつか設定や結線を変えてみたんですが、ダメです全滅でした(PLLバンド幅=Lowestにした場合のこと)。やはり8秒くらいの間隔でロックが外れます。昨日の朝うまくいったのは偶然か朝方の電源状況が良かったか...?

以下全部44.1kHz設定です。
  • SCD-XE800の同軸デジタル出力からMetric Halo Mobile I/O ULN2 2d の同軸デジタル入力に接続(ケーブルはOyaide Straight Line 75AD)。ULN2の光デジタル出力からCAPRICEの光デジタル入力に接続(光ケーブルはREQST Z-OPT01)。コンピューターはMacbook proで、ACアダプタを外しバッテリ駆動している状態。
  • 上記の状態からMacbook proとIEEE1394ケーブルを外す。ULN2はPCに繋がっていなくても動くのでそのまま音は鳴る。
  • ULN2を外して、SCD-XE800とCAPRICEを同軸デジタルで接続(ケーブルはOyaide FTVS-510)
PC繋げてなくてもダメじゃんか、振り出しに戻った。

いずれの場合でも曲を再生してないときはロックしてるんですよ(結線してセレクターを合わせただけの状態)。ずっと緑色のLEDでオレンジにはならないんです。PLAYボタンを押して音が流れ出すとブツブツオレンジ色になりだすので、これってのは音声信号を送り出している状態が不安定ということですかね。送り出し方がよろしくない→送り出し方を整えてやれば良いという考え方で良いんだろうか。
それと別にPCなり電源なりのノイズってのがあって、音声信号の送り出し方が整ってるとしても、横槍を入れられるかのようにノイズがバリバリ入ってきてしまってダメになってしまうというのもあるだろうか。

という風に、問題を二つに分けてみたことが果たして正しいのかどうか、というのが今分からない。
何だこれまるで夏休みの自由研究みたい...。



しかしHiface EVOとか買うしかないのかこれは。

あとPCオーディオ化を完全に行う環境が整ってないのでとりあえずリッピングしないでCDそのまま聴くようにもしたいけどその場合の方策が、CDプレーヤーでデジタル出力がより安定しているやつ(って分からんけど)を買うか、現行のままで間にリクロック機能のある装置(単体サンプリングレートコンバーターなど)を挟むようにするか、とかいくつかやり方が考えられるしどれにしたら良いか迷うところ。
この辺りで最も一石二鳥、一石三鳥なものがやはりRME FIREFACEなんだよな。

こういう検証とか嫌いじゃない(いや好きなんです)けど、やっぱ普通に音楽聴きたいという気分にもなってくる。とりあえずLowなりMidなりにしろよって話ですね...。PLLバンド幅スイッチが前面パネルにあったら面倒じゃなくて良かったんじゃないかなんて(笑)

メーカーサイトに興味深い記事が載っててS/PDIFよりI2Sがよいとかいろいろ書いてあって勉強になるんですがそういう改造キットが出るといいなぁ。自力でそこまでやる能力が無いっす。

いやぁでも面白い製品です。ロックするとかしないとかだけでなくてオーディオに対していろいろ考えさせられます。なぜか急激にスピーカーとかアンプまで変えたくなってきた。気まぐれなのはお前だろと製品に言われているかのよう?


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追記(2011.12.15)
こちらの記事は古い情報で現状と異なっております。現在は問題は発生していません。

2011/08/10

気まぐれではなく

呑み過ぎて変に寝てしまい、早い時間に目が覚めてしまったのでFIDELIX CAPRICE話のつづきですけど、さっきふと思ってSCD-XE800の同軸デジタル出力からMetric Halo Mobile I/Oの同軸デジタル入力に入れ、そこから同軸デジタル出力でCAPRICEに繋いでCDを再生してみたんです朝6時に(ヘッドフォンを挿して動作確認的にやってるだけで大音量を出してるわけじゃないです)。
相変わらずブツ切れなのでダメかぁと思いましたが、Metric HaloのFireWire端子からPCを切り離してスタンドアロンモードにしてみたところ、なんとCAPRICEのPLLバンド幅=Lowestでロックしてるじゃないですか。で、またPCを繋げてみたらブツブツ。で、お湯を沸かしてコーヒーを飲んでるので換気扇も付けてるけどブツ切れしません。買ったばかりの扇風機も「強」で回してますよ(しかし湿度が高いね)。
ムムム PC(MacBook Pro)かーっ!?
それとも朝だから電気の状況が良いとかかな?

あとMetric Haloはクロック供給元を設定出来ますが、これをSCD-XE800にするとブツ切れします。Metric Halo内蔵のクロックだとうまくいったので結構品質に違いがあるのかも。

っていうかPCが原因だとするとどうすりゃいいんだ。クロックジェネレーターかFireFaceで検証する必要が高まるなぁ。


(2011/08/12追記)
翌日、この状況は打ち砕かれたので意味無し。

2011/08/09

FIDELIX CAPRICE

フィデリックスという日本の会社の、Digital→AnalogコンバーターであるCAPRICEってのを買って2週間くらい経ちました。たしか発注したの5月ですよ。普通に2ヶ月以上待ってたという。
これが何者なのかということについては、小生語る知識も無いのと後述の事情でそれどころじゃないので(笑)、メーカーのウェブサイトを見ていただくのが一番良いですのでどうぞ。
http://www.fidelix.jp/products/CAPRICE/index.html
CAPRICEっていうとシボレー・カプリスを思いつくけど(ここ数年めっきり見なくなった、アメリカだとタクシーとか普通に使ってたみたいだけど日本だと改造の元ネタに引っ張りだこだったあの平べったくてデカい奴)、こちらは"カプリース"って発音するようですね。


製品のスペックが特徴あるのはもちろんなんですが、話題の成り立ち方も特徴的で雑誌だとMJ(ジャクソンさんとかみうらさんじゃない方ですよ、"無線と実験"ですよ念のため)位で、それ以外だとほとんどネット上だけで盛り上がっている状態っぽい。他の雑誌は押し並べてスルーしているあたりは往年の"モグラ"(Flying Mole DAD-M1,M100pro)を彷彿とさせる状況だろうか。


それでこのカプリースは細かい設定が出来て、目玉機能が"PLLバンド幅"の調整なんですけどこれが
  • Lowest
  • Low
  • Mid
  • Highest
と4種類選択肢があり、"Lowest"が最高音質なので当然これで使わないと勿体ないのでLowestにするわけなんですけど(説明書にはデフォルトでLowestになっていると書かれていますが届いたものはI2Sオプション付のためデフォルトMidになってた)、もう全然ロックしてくれない(泣)。状況により変化するけど酷いときは8秒に一回ブツッと音が途切れる。Lowだと安定するけどそれじゃちょっと。途切れててもLowestの音はビシッと締まってて「おぉぉぉ」って言いたくなる感じなのです。Lockが外れた状態でRockの片鱗は見せるというオーディオ・チラリズム。モンスター・ロック。No Lowest,No Capriceとでも言いたい感じですよ。

状況によっては20秒くらいロックを保ち、一度か二度はCD1枚最後までロックしてたけど、これもなんかイロイロすごくて、洗濯機を回したらその日二度とロックしなかったとか、
換気扇をつけたらアウトとか、CDを別のものに入れ替えたらアウトとかいうことが起こって現状どうしようもない状態...。
まぁ、洗濯機換気扇は再現性を確認してないけどなんか他の電気製品を使いだすとダメになる気がしている。一応CAPRICEが付いているブレーカーとは別にしてるんだけどそういう問題ではないのかな?

この2週間くらい節電モード的には気が引けるところではありますがほとんど電源入れっぱなしで、最初期よりは安定してきている気がしており、8秒で途切れることはなくなってきた感はあるけどダメなことには変わりがない。

今Lowestでロックしないのを確認してるのはSONY SCD-XE800(メーカーサイト記事にある改造ではなくて素の状態),Metric Halo Mobile I/O ULN2 2d(PCを外すと上手くいく場合があるので製品単体の問題ではないかも),Denon DN-S3700なんですけどことごとくダメなので製品の問題なのか部屋の電気事情等がダメなのかもよくわからんのです。ちなみにLowならどれでもロックします。LowとLowestが結構違うんだよなぁ...。

とりあえずメーカーのページにあるようにM2TechのHiFaceとかを買った方が良いか...いやアレ買うならRME FireFace UCのが良いけどロックするのか分からんしなぁ。こんなことになるならFireFace 400を手放さなければよかった。それともクロックジェネレーターを導入してMetric Haloとかにクロックを送り込むと変わるだろうか。そこら辺もよく分からない。次の一手としてベストな選択が何なのかいろいろ考え中です。



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追記(2011.12.15)
こちらの記事は古い情報で現状と異なっております。現在は問題は発生していません。

2011/05/30

SONY SCD-XE800

SONYの超安SACDプレーヤー、SCD-XE800を買ってみましたよ。なぜかというと音楽配信サイト OTOTOYのDSD配信を聴きたいからです。ついでにSACDも聴ける環境になったのでよしよし。
(置くところなくてダメな感じで積み上げてます...)

SACDとDSD(DSFファイルをDVD-Rに焼いたもの)が聴ける機械で一番安いのがこれなんです。"安い"をキーにすると選択肢が無いんです。これ2万円台。この上はSCD-XA5400ESというもので10万円強。それ以外だとKORGのDSDレコーダーになっちゃって20万円近いと。極端だなー。SACDプレーヤーならなんでも良いというわけではないところは注意が必要です。

DSDはOTOTOYのサイトに説明もありますが、PS3や、Windows/Mac無料アプリのKORG「AudioGate」でも聴けるんですが、アレちょっと意味が違ってて、DSDをPCMに変換して音が出せるよということなので、DSD形式として聴いているわけではないです。DSD信号を直接アナログ出力しないとDSD本来の音を聴くということになっていないわけです。AudioGateで聴いて良いとか悪いとかいうのはちょっと早計であります。

それでまぁ、SACDも自腹環境で聴いたことがないし、ましてやダウンロードのDSDどうなのよ? っていうことなのでとりあえずDSDネイティブな機械としてXE800しかないということなんですけど、なんと言ったらいいんだろう、「値段を考えたら優秀」もしくは「値段相応」と思いました。

いや、というかだ、このモデルの音質がどうということとは別問題で、今更なんですがフォーマットとしてDSD(SACD)がすごいと思った。こういう感触の音はなかなか従来のCD(PCM)では出ないと思う。えーっ2万円台でこんな音出ちゃっていいのかよ!?っていう驚きはあります。アナログは別ですけどCD,PCMの出音に拘ってきたオーディオ好きな人ほどがっくりくるよこれは。電源が230Vの世界(聴いたことないけど)と100Vの世界が全然違うという話はよくありますがそういう根本から違ってて比較しようがない感じをこれにも受けました。

「ハイブリッド盤」と称して一枚のディスクにSACDデータと従来のCDデータが両方入ってるやつありますけど、あれはもうCD層の出る幕はないっすね。SACD層だけでいいよもう、CD層いらねーって感じになります。
(ただSACDとの差を出すために過剰にCD層の方が音が悪くなっちゃってるとか、悪くしている可能性はあると思う)

このモデルの音質については、SACD,DSDディスクはアナログ出力しか出来ないので当然背面のRCA端子から出力してますけど、どうもしょぼさを感じてしまってしっくりこないんだけど、フォーマット自体の能力が高さが後ろに控えているので、つまりはSCD-XA5400ESか、その後継機種が欲しいというところ(SCD-XA5400ESちょっと古いからね。SONY以外のメーカーでも出ないかな。KORG MR-2000Sの後継も期待されます)。買って早々にこの感想はどーなんだ。きれいな音なんだけど、なんかもう一押し欲しい。頼りない感じというか。

SCD-XE800のCD(PCM)出力については、デジタル同軸(S/PDIF)は結構イケてると思う(FIDELIX CAPRICEのPLLバンド幅Lowest時にロックしないという意味限定でイケてないとも言える。2011/08/112011/09時点で"問題無し"に訂正)、こういう部分は値段の高い安いより世代が新しい方が良さげ。しかしアナログRCA出力はいまいち。音が高域に寄ってしまって低域が弱々なところが好きになれない(こういう方向性が好きな人もいるとは思いますが)。値段を考えれば文句を言うところではないですけど、べつに良くはない、と。

AudioGateでCD(PCM)からDSDに変換してDVD-Rに焼いたものを試していますが、これはそんなに良くないと思う。CDをリッピングしてMacからDACに出力した方がおれの環境では良いです。もとがPCMだから意味がないのか、XE800のアナログ出力がいまいちなのかというところの判別はまだつきません。曲にもよると思うので今後も試します。

あーでもPCオーディオとDSDとアナログが入り交じっちゃって管理できないなぁ。一時期より楽しくなってるのは嬉しいことだけども。



とりあえず手持ちであったSACDハイブリッド盤は矢野顕子の"ピヤノアキコ。"。いままでCD層しか聴いたことなかったんですけど、SACD層を聴いてしまうと正直CD層ばかばかしくなってきた(笑)






2011/05/09

岡本太郎展

岡本太郎展@国立近代美術館 に行きました。
遠出(旅行)の控えムードと関係あるかないかわからないけどすごい混雑で全然ちゃんと見てないけど、川崎とかの美術館に普通に行くべきだと思った。


動画はスルーせず見たけどよかった。特にファンでもない割に、太陽の塔がある公園に一度行ったことがあるんだけどもう一度行きたくなった。

2011/05/04

A Piece Of Future @野音

多分今年初のライブ観戦、Fishmans "A Piece Of Future" @日比谷野外大音楽堂。(そして2回目のライブはいつ行くのだ)

また雨だったー 個人的に野音での雨天率が上がっているのは困りものだけど、1曲目が"I DUB FISH"で、これは雨の中で聴くに実に良く合ってた。
途中、"Smilin'Days,Summer Holiday"と"土曜日の夜"がボーカルなしでガーッと演奏だけしてたんだけどこれがすげーよかった。このグルーブに欠かせないのはHAKASEのキーボードまたはHONZIですよ。ホントよかったと思うあれは。

とはいえ、もしかするとその直前だったやくしまるえつこの"Just Thing"(ともう一つあったけど何だっけ忘れた)があまりにもピンとこなくて若干下がったのでその対比でそういう気分になったのかもしれない。
(相対性理論とかほとんど聴いたことなくてよく知らないだけなんですけど、それにしても馴染めない感じがした。あの部分は観客のパワーの方が上回ってて空転したように思ったのはおれだけか。普通は"大勢の観客"と"少ない演奏者"でパワーを拮抗させて盛り上がって行くというのが自然だという前提で。)


カッパ着てるからわかんないけど、もちろん自分も含めて観客の年齢層が上がってる感じするし、時間が経つということはこういうことなんだね、という感じ。いいとかわるいとか言ってらんない感じ



(昨秋笠森霊園行ったときの写真)

2011/03/12

無事歩けた

足首が痛い。03/11の地震で東京地方は電車が全部止まったため、職場〜家まで歩きました。googleマップ(ルート検索)で見てみると32kmで、7時間45分ほどかかりました(途中でラーメン食ったりトイレを借りたりした時間含む)。

国道4号線とかで埼玉に北上したわけですが、どの主要道路も人がひたすら行列してたのは驚いた。場所によっては歩道に納まりきらず車道にもはみでてるし。しかも車が動かなすぎるので徒歩の方が速いという状態。
足立区北部〜埼玉県に入ってからは車社会なので急に人がいなくなり、"怪しい人"の感じで歩き続けるしかなかったが、昔徒歩や自転車で通った事があるので不安ではなかったです。
(消防団の人に近くの避難所を案内されたけどこの事を話したら若干驚いた感じで「物好きですね」とか言われました、やっぱしそうっすか、ですよね)

今も足首痛いし疲れたけど、無事に帰れた事がいかに幸せな事がという事が、帰ってテレビを見たときに思いました。
荒川の橋とか全然壊れてないしね。橋壊れてなくてよかったわほんとに。埼玉県入ったあと信号待ちでまた揺れて、誰もいないので怖かったがほんとよかった。

時間的な問題か、地域的な問題か分からないけど、足立区は道行く行列に印刷した地図を配ってるひとがいたり、五反野の消防団の倉庫を開放してトイレを貸してくれたり、「トイレ使ってください! 千寿第五小学校」と書かれたデカい紙が民家の壁に貼られてたりして暖かみを感じました。感謝です。


トイレは合計4回くらい行った。食い物を買うという意味でコンビニはどこもアウトで、薬局が穴場だった。薬局でカロリーメイトとかSOYJOYとかリポビタンDを購入した。吉野家は店じまいしててダメ、松屋は普段来ない人で大混乱、富士そばやゆで太郎は店外まで行列なので有事には役に立たない。

Twitterがどうこうって言ってる人がよく居たので、ネット接続は殆ど問題なかったらしいですね。道中一回もTwitterとかニュースとか見なかったけど、今後は見た方が良いのかも。(歩きながら操作はどうも苦手なのと、そもそも未だにTwitterおよびSNS関係は馴染めないところが正直あるんですけどね...。これらについて思うところは、自分個人の考えや行動を通さなければいけない場面と、怒濤の情報にあえて流された方が良い場面を切り替えなければならないと思うんですが、その心情の高速な切替が面倒、というか。活用している人的には何言ってんだコイツ、そういう風に思う事自体がおかしいだろとかいうことだと思いますけど)


ここら辺はまだ余裕で、写真撮ってる人はたくさんいた。


個人的には平坦20kmまではそれほど問題が無かった。体力気力よりトイレ問題、食糧補給問題の方がおれは重要。

最後の5km位がキツかった。若干ヨタヨタしてた。

2011/01/24

白電話

おや、駅に見慣れない機器が置いてある、と思って近づいてみたらなんとNTTの公衆電話だった。いつの間にか白い筐体なのね。当然テレホンカードの類は非対応。ピカピカで誰も使ってないような感じで寂しそうにも見える。
硬貨は10円と100円に対応。でもなんかあれだな、最近10円玉を意識して持ち歩いてないなからもしかけようとして10円が無い可能性高いなぁ。財布が10円玉ばかりになるタイミングもあるにはあるけど。100円はなるべく入れたくないし(?)。
いや、というかアレか、他人の電話番号がわからないうえにかける用事もないじゃないですか。携帯電話の有無というよりは元々通信需要がない人間だったわおれ。忘れてた。