フィデリックスの小型アナログアンプ セレナーテのスピーカーケーブルをどうしようかという話で、とりあえず最初はヨドバシで無難そうで安いという理由で買ったFOSTEX SFC103という銅線を使用しました。別にそれで悪くないんですけど、フィデリックス社はモガミ電線を推奨しているのと、リモートセンシングのケーブル作成もあるので、いろいろ買うときに一緒にMogami NEGLEX 2804を買ってみた。切り売りかつこの見た目からすると割と高価な線です。
で、こんなものを作成...。
モガミ電線のwebサイト(ちなみに製品と関係ないけど今時ではないページデザインがちょっとすごい)でも記載がある通り、あまりの細さ・硬さに驚く。なんなんだよこれはスピーカーケーブルじゃないだろうよ。。。と文句を言いながら切断したり被覆を除去したりしていると中身も驚きの構造で、芯線がなく、芯は硬い樹脂でそれに巻き付いて銅線があり、その外周にもう一巻き銅線がある。つまりホット・コールドの線がどちらも巻かれている。そして銅線の一本一本が髪の毛のように細い。すぐ切れる。
最初はこれをそのまま端子につけていた(スピーカーがバイアンプ端子かつジャンパーピン外しているので、ジャンパーを兼用するように長く露出して上下端子間を通して接続)が、ヘナヘナだし端子から付け外しをやるたびに髪の毛が抜けるかのようにポロポロしかねなくて不安だしでムカついてくる(笑)ので、やはりメーカーサイトにもあるように先端に針金のように別の線を継ぎ足すしかないようだ。どのような線材で継ぎ足すかというのはもしかすると重要なのかもしれないが、手持ちでOyaide PA-22の端切れが30cmくらいあったのでこれを分解して使った。継ぎ足し方は単なるハンダ付けだがベストなやり方が解らずダラダラと半田を流しまくってしまったがいまいちだったかも。スペードプラグとかバナナブラグでねじ止めのがやり直しも効くし無難かもしれない。
リモートセンシング(これ自体の解説はフィデリックス社のサイトを見てくださいね)のケーブルはKHDの同軸3D-2V。3D-2Vなら何でもいいみたいです。これは前述のPA-22を継ぎ足したところに強引に巻き付けてハンダ付け。外周に手持ちで使いどころが無いまま放置していたノイズビートテープの存在を思い出し、ココゾとばかりに気休めで巻き、その上からブチルゴムテープでぐるぐると。それでこのような酷い見た目のケーブルができました...。いやぁかっこ悪いわこれ。
しかも、これ作るのに6時間もかかった...。こんなもの1時間くらいでやりたい(本来やりたくない)のに不器用だ...。
あ、これはBTL接続用で作成し、2804のコールド側はどこにも繋がらず浮いている状態になっちゃいましたがこれは浮かせずにアンプのマイナス側端子(黒)にだけは繋いだ方がいいのかもしれない。ホット側だけを使ってる状態って2804のメリットを生かせていないかもしれない?
肝心の音は、SFC103でリモートセンシングなし状態よりは確実に良い。SFC103+リモートセンシング有はやっていないので不明。なんかATCから随分と透明な音が出ている、これすごいかもしれない。音が籠らないけどスカスカでもない。全体が明瞭になっている。とりあえず見た目の割にはいいということで(笑)
面倒くさいのであまりやりたくないけど、今後2804とSFC103以外の線材でも試してみたい。
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