2009/03/31

菜来軒

昼食時に(毎日行ってるわけではないが)気に入っていたこのお店が3/31で閉店。


事情は知らないけど、まぁ老夫婦だからなぁ 耳遠いし
前の道路をバスとか通ると建物が揺れるし、しょうがない。


絵に描いたような昭和の中華料理屋で、「ふつう」って一口に行ってしまえばそうかもしれないけど、今やこれは大変貴重な部類で、ていねい正直につくられた普通こそが最高であるというのを見事に体現してて、これが昼休みに食えるという幸せを享受してたけど 残念だ

肉野菜炒め定食 普通なんだがこの食感と味はそうそう出せるものではない

全く脂っこくないのにとてもジューシー



2009/03/30

PIE 2009 フォトイメージングエキスポ

PIE 2009 (フォトイメージングエキスポ2009)という、車で言えば東京モーターショウに相当するであろう、カメラ関係のイベントを観に行きました。

基本的にはメーカー各社の新製品新サービス見本市で、端っこにプロアマ両方の写真が展示してあった。あとプロ写真家のセミナーが無料で聴講できるスペースがある。

このミニ写真展とセミナーが良くて、各社ブースのところはヨドバシとかニュースサイト系で見てるのと特に変わらないからイイやって感じで大して見なかった。


他人の写真を観ると結構考えてしまうところがあって、
・上手い/下手の基準が解らない
・それでも直感でイイなと思ったとき、その理由は非常に説明不能
・写真がスゴいと思うこともあるにはあるが、どちらかというと
 それを撮ったその人自体がスゴい
と思うことが多い。

ピントとか構図とか露出とかレンズとかだけ語っても違和感があるし、かといって夜な夜な怪しいところに出向いてキワドいのを撮ってきたらスゴいのか、と言えばそうとも限らないし、
なんですかね。
自分のできることをやれというか、それしかできないし、というのを再確認しているだけというか。


とかなんとか思っていると閉館間際のおねーちゃん全員集合タイムで

このような状態になる。





2009/03/29

風街ろまん と スチャダラパー

スチャダラパーのアルバム「11」を買いました。
再発が出た直後に大麻逮捕で発売自粛となったはっぴいえんどの名盤「風街ろまん」が、いつのまにか発売再開されていたのでこちらも買いました。
「風街ろまん」はHQCDですよHQCD。

HQCDの解説(Wikipedia)
メーカーのサイト

風街持ってなかったから全然いいんだけど、これ既存盤持ってる人的にはどーなのよもう、ねぇ。

比較はできないけどこれ自体は全然いい感じ。
でもこれ聴くならオリジナルのアナログが一番いいよなぁきっと。Hi-Fiかどうかということはさほど関係ない部分で。

アレですよ、ここはもうね、その透明度の高い新素材とやらでアナログレコード盤を生産するべきですよ。(クリア盤は針落とす場所が見えなくてつかいにくいけどそういうことじゃなくて)
なにもCDじゃなくていいんですよそもそも。カッティングマシンも絶滅の危機でしょうからここらで技術の継承かつ新規開発で。アナログ盤ならマスター音源の高音質状態から特に周波数やビットレートが減るとかの概念なく記録されていくしいいんじゃないでしょうか。
なにより完全複製されないですからね!これマストですね
はいそうですそうですそうですね




スチャダラパー「11」は会心の一撃だなぁ。傑作だと思う。スチャダラのアルバムは何気に買ってるけど前作、前々作より芯が強い感じでイイ。
(イイっていう意味が難しいかこういう路線の場合は。
これがイイってことはその対象がイクナイってことで)
ジャケットが全然好みじゃないのと初回限定のDVDは全然いらないけど...
シングルになっている「ライツカメラアクション」「Hey! Hey! Alright」もいいんだけど「Antenna of the Empire」「Under the Sun」がいいねー。
〜我が家は未だに4:3,デザインは良かったSONYさん,HONDAさん乗った三河屋さんの代わりに増加LAWSONさん,JUSCOさん,便利なAEONさん,どこに行ってもある安心感,みんな着てるUNIQLOさんのインナー,電通さんのイメージ戦略,タレントさん使って細かく行き渡る東京23〜


たまたま同じときに買った2枚だけど、なんだか内容が対照的というかむしろ表裏一体というか、意味ありげな感じになっちゃった。


スチャダラパー 11
風街ろまん [HQCD] / はっぴいえんど

2009/03/26

Fishmans SHM-CD購入

フィッシュマンズの再発がSHM-CDで発売ってことで買いました。
SHM-CDって何よ?という解説はWikipedia等ご覧ください。
買ったのは
「LONG SEASON」
「宇宙 日本 世田谷」
「8月の現状」
の3枚のみ。


でかいのがアナログ、中央が今回購入のSHM-CD,下が90年代のCD


さぁさぁ、どーなんだ!どーなんだよ2回目のSHM-CDは!
(初回bjorkで失敗したため)

っていうことなんですけど、今回の結論としては
・一応良い。音像が締まり奥行き感が増している。
・少なくともbjorkの"Debut"のようにマスターが酷くてSHM以前の問題となることはない。
(あ、まだ「宇宙 日本 世田谷」しか聴いてないから他はまた後日。)
といったところだと思いました。
ちなみのその度合いとしてはまさに「微妙。」って語が似合う(笑)
「微妙。」ぐらいでもいい。


当然、腑に落ちない残尿感のようなものはあり、
オリジナル盤が11〜12年経過しててポリカーボネイトの劣化はあるはず
・そうでなくてもオリジナル盤は盤面そこそこ傷ついてる
という点が特に。
SHM-CDと同じマスター音源を同じ工場で同じ時期に生産した従来CDがないとここは検証できないと思うので、なんともいえない。

※ポリカーボネイトの劣化については、検索エンジンで「ポリカーボネイト 劣化」などで検索するとたくさん出ます。

マスター音源が同一品だとした場合、新しいポリカーボネイトは古いものより音質が良いというのはわかる気がしますが、
「SHM-CDすっげ〜!」という風にはならないなぁまだ。

bjorkの件でもそうだけど、SHM-CDが確実に高音質であるとしたところで、しかしマスター音源がSHM-CDと従来CDの差異を反映できるほどの音質を備えているものがそう多くないんじゃないでしょうか。



SACDも普及の兆し全く無いしなぁ。あれ売れない理由って高音質がそこまで求められてないから、っていうのは建前上にしか聞こえないんですけどね。
最近流行の
「地球環境のためにカード明細書の送付を廃止させていただきます」
「地球環境のために当ホテル2泊以上時の清掃/アメニティ補充の省略にご協力ください」
↑おめーらバカ言ってんじゃね〜よ! 的な。
間違ってないけど全然合ってねーよ!的な。

ほんとiTunes StoreでAppleロスレス等の可逆圧縮タイプのフォーマットでダウンロード購入出ないっすかねそろそろ?
物理的なパッケージであることに意味がある/リアル店舗でないと邂逅できない場合も多いから、ダウンロード以外としてはDVDやUSBメモリに24bit/96Khzあたりの.wavファイルが並んでいるもので、聴くときはPCでファイルを再生するとか、そういう風になんないんすかねそろそろ。
CDより低音質のヤツでは既に市場にあるみたいだけどそうじゃねーっつうの。

ちなみに「8月の現状」はSHMと無関係に収録音源がちょっと違う(アナログ盤と同じ)ので購入する価値が一番高い。アナログ盤がミスプリントしまくっていたので、11年越しで修正したかったのかもしれない。
あと、UAやBIKKEのライナーノーツが良い。


8月の現状(初回生産限定)