有楽町のハイエンド・オーディオショウだったか、数十社合同の大きなイベントは行ったことがあるけど店舗内で行われるものは初めて行った。
何が気になったかというと"株式会社サンシャイン"というオーディオアクセサリーメーカーで、業界の中の人としてはブログが面白いからということに尽きる。面白いと言っても、至極真っ当なことを言っているだけ(だけって言うと失礼ですが)なんだけどそれが面白いと感じられるちょっと歪んだ業界(笑)といったところでしょうか。
社長自ら新製品の説明と実演ということでこれは一度見てみねば、と。
試聴会自体は昼からずっと他のメーカーがやっていたけどこれしか観てないです。
発表済み新製品の
マグネシウム超薄型制振シート "V40" と
吸振シールド "ST-1"、
および未発表の"新製品1"が実演された。使用機材はCDプレーヤーとアンプとスピーカーだけでネットワーク系とかは無く、プレーヤーが裏向きになってたので何なのかよくわからなかった(
いずれも、敷いたり外したりを繰り返していたが、軽く頷きながら「ぉー」と言うくらいの変化はあった。劇的で腰を抜かすとかではないけど順当な感じで、あぁこれならチト買ってみるかという気には十分なる(既にMg SpencerとSTS-1は使ってますが)。
ただ驚いたのは、その枠内で一番変化量が大きかったのは何も敷かない状態から既製品の超薄型制振シート"B-40"を敷いたときで、そこから先は各製品少しずつ確実に上乗せ、って印象を持った。後継機発売と言ってもB-40がゴミになるということは無いと思われる(おれ持ってないけど)。何も敷かない状態からV40を敷くのはやってなかったと思うけどこれから買うならV40だなやっぱ。
いずれの製品も効果は曲によって印象が変わり、ボリュームを上げたかのように聞こえるものや、若干耳障りな音が上手く抑えられた感じになるもの、音が奥に引っ込んでバランスが良くなった感じがするものなどがあった。どれも聴き手的にオイシイ方向に行っているのはなぜだろう。アドリブ進行で客の持参CDや店内にたまたま置いてあった上々颱風とかを適当に流していたので曲に細工をしている類いでは無い。置かない方が良くない?ってのは無かった。これはすごいと思う。
未発表の"新製品1"が発表されるのではないかという期待もあったけど、正式発表ではないけど物はデカいインシュレーターで試作品が使用されていた。ちょうどターンテーブルの中心に置くディスクスタビライザーの大きさで、インシュレーターにもスタビライザーにも使えるというちょっとアイデア商品で、これは欲しい。しかもどうやらかなり安いようで、1ダース買う人とか続出するんじゃないかと思われる。
V30,V40,V50に取り付けることが出来るアーシング用の部品である"V1"は、出来ていないということで実演は無かった。サンプルに大阪の逸品館の同様の製品がついていたけどそれを使うことは無かった。でも逸品館の物でも結構効果があると言っていた。
んで、V40,ST-1,V1は予約してしまった。アクセサリーを予約するとかあり得ないわ(笑)。
ブログを見てると多分これらは雑誌には殆ど載らない(先月なんかの雑誌でメーカー名を伏せる形でST-1が少し紹介されてたのは笑った。NHKかよ)みたいだけど、どうも今のオーディオは雑誌に載らないところで色々楽しいことが起きるという若干アンダーグラウンドな感じが面白いと言えば面白い。おれは手放してしまったけどFIDELIXとかもそうだし、各自我が道を行けばそれで良いのだというようなのは楽しいと思う。
--追記
ST-1だけ先に入手しました
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