2013/02/08

パワード局面

いろいろ考えを巡らした結果、今回新たにmusikelectronic geithain gmbh(ムジーク エレクトロニク ガイザイン)のRL904を導入した。当然思い切りますたいろいろ...。

この長いメーカー名は略称だとムジーク,Musik,MEGとか呼ばれている。見た目が変わってる。ウーファーとツィーターが同軸的配置になっているところが大変興味深し。

どうもスピーカーはパワード型とパッシブ型を交互に買っていることが多く、今回もまたそのパターンになった。パワードはオーディオマニアには昔から人気がないみたいなんですけど、小生はその合理的さに惹かれます。スピーカーケーブルを考えることがイヤなのだ。長くなるとあからさまに音悪くなるし、製品によって音変わり過ぎるし、端子に強く締め付けるのが面倒とか。
で、パワードをしばらく使っていると頭打ち感を感じてしまい、かといってATCみたいな価格帯にはジャンプできなくて、少しレベルが上のパッシブを買う→アンプは小さいものを買いがちなため物足りなさを感じる→ケーブル交換とかでお茶を濁そうとするがそれはそれで金とストレスがかかる→結局アンプはどうしても"デカい""高い""電気食う"の世界になってしまう→そんな金額ならちょっとイイパワードのが省スペースだしアンプの悩みが無いし良いんでないの
というようなことを数年周期で繰り返して今ここまで来た。だったらオーディオに凝るようなことすんなよっていうのは時々思うけどなかなか... 最近流行のヘッドフォンでイイじゃんっていうのもあるけど、ヘッドフォン全然興味ないんだよなぁ


RL904の音は、今までになく感動的だ(ドラマチックということではなくて過不足無く、モヤモヤせずに音が出ている感じが)。"モニター"だから云々、といった予備知識的フィルターを適用してなんか理由付けをする必要も今のところ無し。パサパサとかガッツンガッツンではなくて透き通り適度に湿気もあるけど実は低音はかなり多く出ていて、エッジが効きすぎて疲れるということも無く、モニターにしちゃ音が気持ちよすぎるっていうか、モニターの定義ってそもそもなんだよということか。
音が左右にバーっと広がる感じは無いが、上下や奥行感はある。過去、はっきり認識してたわけではないが音質的に何となく気に入らなかったポイントが大体クリアされているように感じる。
特に驚いたのが、オーディオ的物差しでは音質が最悪の部類に入るであろう、デトロイトテクノがこれで聴くとなぜかやたらカッコいい。これはATC+Cerenateでは全然ダメだった。あまり聴かなくなってたけど急激に聴き返し大会だこりゃ。テクノが全般的にイイってのは期待してなかったけど嬉しい。
これはぜひ長い付き合いをして行きたい。

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