2018/10/24

スピーカーユニットの付録(2)

7月に買ったONTOMO MOOKの「これならできる 特選スピーカーユニット マークオーディオ編」のMarkAudio OM-MF5を寝かせていて、やっぱり箱(エンクロージャー)を組み立てる気が起きないし、「これならできる」じゃなくて「これすらできない」状態なものでどうしようかと思っていたが、クオリティクリエイト(クオリティオーディオ工房)というメーカーが提唱しているZWBR方式ダブルバスレフ箱を買ってみた。

またしてもガレージメーカー。所有物がガレージメーカーばかりになっているぞ。
容積が4L,7L,14Lの3種類あるようだが設置スペースから考えて7Lにした。
ダブルバスレフは言葉はよく聞くが初めて聴いた上、当製品の特徴である内部がZ型に仕切られている箱も初めてだが、ちょっとこれは驚きを隠せないくらい好い音が出ている。
バスレフと密閉型のイイトコどりをしているような音、という言い方が合っているか全くわからないがそう思った。自作界隈は知らないが完成品ベースの基準で行けば総額2万2000円でこの音はあり得ない。見た目は販売サイトの写真より実物の方が綺麗に見える。

何か強調しているとか割り切っているとかいう感じがなくてモニタースピーカーっぽいフラットさを感じ、様々な曲を無難(?)に鳴らす。低音が締まっていて説明通り確かにボン付いていない。計算して低音出せてますという感じ。高音の指向性は広く、低音は狭いと感じるのは珍しい気がするけどこれは好都合だ。
吸音材も使用しておらず、MDF材でこの文句が出ない感じはなんということでしょう。重量も軽いし。たまたま部屋や機器の相性が良いのかもしれないにしてもこれはもっと早く知りたかったと思う。MDF材を全面に使っている物はどうもイマイチな気がしていたのだが、そういうことではないということは今回わかった。
まだ鳴らし始めて数日なためか、ちょっと音がガチャガチャしている気がしなくもないが、我慢するというほどのことでもなくてひょっとしたらOM-MF5の特徴なのかもしれないし、充分納得できる。

今スピーカーを置いてる部屋は7畳くらいで、隣の部屋との襖的なものをほぼ外しているため空気の量としては一応12畳くらいあるけど(小壁があるため大きな一部屋にはなれないのが残念)、このサイズで充分と言える。もしかなり音量出せる条件だったり天井が高めのところでも14L版だったらOKではないかと考えられる。
過去20cmとか16cmウーハーの機種やサブウーハーを置いたこともあるけど全然持て余したし、13cm,12cmウーハーでもリアバスレフなど物によってはボン付いたり低音過多で使いづらいのは全然普通で、あぁやっぱオーディオって一軒家で天井高くて大音量前提の厳しい趣味だよバスレフ背後は○メートル空けろとかありえないよそりゃ斜陽にもなるでしょという感じを持ったままずっと来ていたが、これは妥協点少なめでとても実用的。似たような境遇の彷徨える人(笑)がもしいたらオススメしたい。
まぁでもあれか、何をもって持て余しているというのか、という定義が人それぞれだからわからないですね。今回のような8cmサイズはバシバシ鳴らすことを良しとしている考えが前提にあると思っていて、例えば30cmウーハーとかですげー小音量でもゆったりまったり鳴ってるとして、それの音が悪いかといったらそうでもないしな。ボリュームつまみはなるべく大きく回したい発想が故にこうなってる節はある。

MarkAudio,Fidelitatem-SoundのNatureCollectionシリーズの10cmユニット(MAOP7)使用モデルNC7の商品説明でも、20畳の部屋にフィットと記載があり、10cmで20畳って、じゃその上のモデルって何畳よ!?って感じだし、家電量販店で買える有名メーカー製品では10cmなんて少数派で大きいのばかりだし、日本のオーディオはどこらへんでどういう使い方をするのがボリュームゾーンなのかわからない。ネット上では20畳,30畳みたいな部屋を持っている人が多いように見えるけどそこがメジャーということは考えにくいしなぁ。

2018/10/19

SONY UBP-X800(3)

SONY UBP-X800について、昨年SACDのS/PDIF出力で88.2kHzや176.4kHzが可能だと書いて喜んでいたのだが、ふと今月久々にやろうと出来なくなっていた。あれこれ設定を変えて試したつもりだが出来ないので、あれは初期ファームのバグだったのだろう。うーむ残念。今月もファームの更新があったがもう過去に数回更新されており、どの段階でダメになったかはわからない。
SACDって全廃にならずに細々生き残っているけどいつまで持つんだろ。DSD配信はまだマシながらも(?)結構年月経ってる割には流れが変わるほどの状況にはなってないし、個人的にも買いたい意欲全然出て来ないんだよなぁこれが。

2018/10/13

KLUE3.0(2)

KLUE3.0のGNOME EditionにMPDをインストールしたら「MPDを使用しないでください」という警告が出た(笑)ので、無印KLUE3.0をダウンロードしてインストールし直した。また2日かかった。
今のところVNC(デスクトップ共有)のインストールはやめて、SSHだけにした。もうMPD専用機として欲張らない方向で行く。


    設定メモ
  • SSH
    /etc/ssh ディレクトリを見て、ssh_host_ecdsa_key,ssh_host_ed25519_keyなどのkeyファイルがない場合は、ターミナル画面で
    dpkg-reconfigure openssh-server
    と入力し、キーファイルを生成させる。
    /etc/ssh/sshd_config をviなどで開き必要な箇所を編集する。
    sudo systemctl restart sshd.service でデーモンを再起動する。
  • samba
    パッケージマネージャでsambaをインストールする。
    /etc/samba/smb.conf をviなどで開き、必要な箇所を編集する。
    pdbedit -a [対象ユーザー名] でsamba用のユーザーを登録する。
    sudo systemctl restart smbd.service でデーモンを再起動する。
  • fstab(起動ドライブ以外にドライブを増設する場合)
    lsblk -f でマウントしたいドライブのUUIDを調べる。
    /etc/fstab をviなどで開き、増設分を入力する。
  • MPD
    /etc/mpd.conf をviなどで開き、オーディオインターフェースの項目でpulseをコメントアウトする。その他必要箇所を編集する。
    sudo systemctl resart mpd.service でデーモンを再起動する。

2018/10/02

KLUE3.0

今年、ミュージックプレイヤーとしてMPD,OSとしてkona linux4.0(BlackJack)を使い始めて8ヶ月程経っているが、KLUE(Kona Linux Ubuntu Edition)にVersion3.0が登場したことと、作者様の説明を読むとかなり良さげなのでインストールした。デスクトップのシェル(というのか?用法を間違ってる可能性大)が複数用意されておりどれがベストかはよくわからないのだが、VNCというかVinoを使いたいためにGNOME版にした。いや、最初は違うやつをダウンロードしたがうまくできなくて、VinoはGNOMEと関連が深いようでGNOME版にしたらできたというだけ。
それでまたいろいろセットアップに手間取って2日かかった(笑)。いや個人的には2日ならマシだと思っている。そのうち半分はUEFIモードで入れる方法がわからないことに費やした。UEFIモードの何が良いかはよくわからず単純に興味本位だ。起動がちょっと早いかもしれないが別に劇的感も無い。このエディションはMPDが入っていないので追加したりとか、MPDデーモンが動作しているのにサスペンドに入ったりとかそういう細かい差異があり、この辺にかかる時間がバカにならない。嫌いじゃ無いのでいいんだけど。しかし無料提供でこの音は有難いという他ない。エディション毎の音の比較とか全然やってないし正直何がどう良くなってるかわからないが、もしイマイチな場合はしばらく使ってると違和感が出てくるので、そうじゃなければOKという緩い基準でやっている。
とりあえず音が出るところまで行ったので、またしばらく調整だなぁ。

なお、最初はCDプレーヤーも兼ねさせようとしてやっていたが、結局使いづらいのでやめた。MPD専用機化している。動かないことはないんだがどうにも使いづらく。


MPDクライアントはMac上でCantataを、AndroidではplainMPDCというものを使っている。と思ったらplainMPDCって今webページが出てこない、開発停止になったのだろうか。クライアントソフトについても未だに何がベストかわからない。逆にいうと適当にいくつか使ってもしっくりくるものが無い、けど全体的に良いソリューションだと思っている。