2017/06/25

SONY UBP-X800

2018年10月追記:当記事以降現在までのどこかで、この動作はできなくなってしまいました。ファームウェアの更新が影響していると考えられます。
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SONY UBP-X800購入した。Ultra HD Blu-rayプレーヤーがメインだけどそこは全く縁がなく、Blu-ray,DVD,SACD,CDプレーヤー目当てで。今までもSONY製でブルーレイプレーヤー専用機としてBDP-S6700などが存在していたが、これは全然グレードが違う。筐体の作りが頑丈になった。BDP-S6700やBDP-S6500は剛性がまるで無くてしなるし、ディスクを再生すると全身で震えていたが、これは再生中に触ってもほとんど振動を感じ取れない。ただ重量級CDプレーヤーみたいに微動だにしないというわけではないが、個人的には全く許容範囲内。
最も喜ばしい機能は、同軸デジタル出力から192kHzまでの出力が可能になったこと!もうHDMI-S/PDIFコンバーターとか嚙ます必要無い!最大値を96kHz,192kHzと選択できる。しかも!その出力にDSEE HXを適用することができる。DSEE HXがONの場合はその中で最大に整数倍した値になるようだ。CDを再生すると、96kHz設定なら88.2kHz,192kHzなら176.4kHz出力となる。bit数はよくわからないが、DSEE HXを調べてみた感じでは16bit音源なら24bitに変換されていると思われる。

SONYの意地というか良心というか負の遺産というかわからないが、SACDは従来機から再生可能だったが、これも同軸出力だと前述の設定によりPCMで176.4kHzとか88.2kHzで出力される。今までこれができる機種がほとんどなかったように思う。SACD,DSDネイティブ環境がある人はどーでもいいことかもしれないが、今はPCM環境しかない(一旦やりかけたがしっくりこなくて断念)のでこれは嬉しい。なお、おそらくDSEE HXはSACDのPCM変換(2.8MHz->176.4kHz)には効かないと思われる。44.1kHz,48kHzのみではないだろうか。


DSEE HXのON/OFFの音質差は、正直一聴してわからなかったので気分が落ち着いた時にじっくりと。そういう部分の差異ってウチは常時わかるような環境でもないだろうし、かなり精神が冴えてる時じゃないとどっちでもいーや、ってな感じになることが増えてきた。あぁなんて正常なんだろう(笑)

というわけでHDMI入力のDACや,D/Dコンバーターがなぜかほとんど無いに等しい(LINNとかちょっとあるけどもっと一般的なやつで)状況で、これは貴重な1台ではないでしょうか!?



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3 件のコメント:

  1. はじめまして。こちらの記事を拝読してSONY UBP-X800 に大変興味を持ちました。
    質問なのですが、SACD再生時に同軸からPCMで176.4kHzや88.2kHzで出力されると書かれておられますが、色々調べている中で、価格コムのサイトのクチコミページや他の方のブログで、SACDは同軸から出力されるが44.1kHz固定との記載がありました。
     そこで、もし、よろしければ音声出力の設定をどうされているか、ご教示いただけませんでしょうか?
    今度、店頭で確認したいと考えております。
     ソニー窓口へも問い合わせをしてみたのですが、残念ながら明確な回答を得ることができませんでした。
    何卒よろしくお願いいたします。

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  2. コメントありがとうございます。音声出力の設定は「デジタル音声出力」が「自動」でも「PCM」でもSACDについて44.1kHz固定ではなく出力されます。SACD再生層の選択はもちろん「Super Audio CD」
    になっています。自分でも不審(?)に思ったのですが適当に設定を変えても同じです。

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    1. ご回答ありがとうございます。また、詳細な検証記事も掲載いただき痛み入ります。
      記事を拝読して本機の購入を決心いたしました。
      私も現在のところPCM環境しかないため、保有しているsacdソフトを活かせるのは嬉しい限りです。後は、おっしゃるとおりファームウェアのアップデートで、この仕様が修正されないことを祈りたいですね。

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