2017/01/09

XLRでグラウンド分離な入力セレクター

正月休みに数日かかってこのようなXLRライン切替器(4入力・1出力)を作成した。最初は市販品を探したのだが、グラウンドが分離されているものが見当たらないのだった。ORB LS-XW1,LS-X0Riはグラウンドが共通ということで対象外、オーディオデザインの製品は明記されておらずよくわからないのと、いずれにしてもちと高価なので、これは自作しかないだろうと。
バランス伝送というか、グラウンド分離に今ハマっている上、プリアンプにXLR入力が1つしかなく、XLR→RCA変換して入力したくないんですよ、っていう需要は少ないんですかねやっぱり。

ロータリースイッチ:アルプス SRRN142100 (3回路4接点・ノンショーティング)
ツマミ:サトーパーツ製
ケース:タカチ MB-21S
コード:Mogami 2932,Mogami 2534
ケーブルグランド:タカチ製

SRRN142100を2個使っているのは、それしか見つけられなかったため。本当は1つの部品でステレオの切り替えができた方が楽だけど左右別々に切り替えることとした。ツマミは、SRRN142100のシャフトの長さを考えずに適当に買ってしまったので、シャフトの長さが余っているというかツマミの奥行きが足りなくてケースとツマミ間の隙間が多いのが失敗した。

アルミケースに穴を開けるのが一番面倒だった。この際電動ドリルも買ってしまったが、ドリル刄の太さそのままであれば簡単だが、背面のケーブルグランド用の2cm近い穴を開けるのが面倒。テーパーリーマーという孔を拡げる優れモノでも足りなくて、小さい孔を円周全体に開けて中を外すような感じでやるが、円周部分をヤスリで綺麗にしていくあたりがまた面倒。模型用のヤスリしか持ってないけど金属専用ヤスリとかあったのかな。金属粉が散るのも嫌で掃除機を出して置いてマメに吸ったりして。

市販品のようにXLRコネクターを並べると筐体が大きくなるし、接点が増えて良いことは無いので、コードを長めにして、機器入出力と当セレクターを直結させるようにした。見た目かっこ悪いといえば悪いが、孔たくさん開けたくないし(笑)これでいいと思う。マルチケーブルを使えば小さくできるので隙間に置きやすい。Mogami 2932は8chで、2chずつ長さを適当に短くしている。


音はとりあえず明らかに劣化というということはなく、実用上問題はない。コードの細かい音の差異よりバランス伝送の方が差異が大きいと思うようになってるので気になってないだけかもしれないけど。あと静電気。静電気除去方面がアナログレコード周りを始め様々なところでイイ感じ。気休めと言えばそうだが静電気除去テープをケーブルグランドのところに巻いたり、ケースの縁に貼ったりした。

あと前面にスイッチの番号(1,2,3,4)を書かねば。安いインレタみたいなやつを探すか。










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