2016/07/18

Fishmans Dub Sound System 7月の現状

フィッシュマンズの2016年ライブ(ツアー)、初めは行く気が起きなかったのだが、頭の片隅から離れないことが気になってきて、当日の午後まで迷いに迷った挙句、Zepp東京の当日券を買った。何年ぶりにZepp行ったかわからん。
色々思うことはあるわけで、青海駅に着いてからもまだ結構不安混じりだったけど(期待20%,不安80%位)、結果的には感激200%といった感じ。まさに感謝(驚)だった。フィッシュマンズが一応現在進行形である、と捉えた上で時々温泉に入るみたいに「フィッシュマンズ・ダブ・サウンドシステム」を浴びましょう!といった機会なのだ、とか考えてた。
フィッシュマンズメンバーが二人(HONZIをメンバーと言わずしてなんという)もあちらに行っているのにこんなに生き永らえている(?)のはZAK氏のサウンドシステムに依るところが大きいはずで、これは本当に有難いことだと思う。

ステージに立っているメンバーが多い(7~8人)こともあるけど、サウンドが異様に強力で、皆さんいろんな想いがドバーッと出てる感じありありだった。ただただ音がかっこいい。久々に翌日も耳がキーンってなり、サウンドが頭に焼付く感じが気持ちいい。
Long Season演奏は予め発表されていて実際Asa-Chang&欣ちゃんで炸裂し、最後の曲がこれでアンコールもなしで終わるかなと思ったら全然そのあとたくさん曲演った(笑)。今に於いてはそれで良いんだなと思えた。今回曲順が絶妙に良かったと思う。3時間半も演ってくれたけどもっと短く感じた。

会場を出て駅に向かうには階段を上る(TOYOTAの中に入る)か、1階のまま建物間の隙間を裏側に抜けるかのいずれかのようだが、流れに乗って裏側に行く方で歩いていたら綺麗な山吹色のおそらくミニクラブマン・エステートと思われる旧車が止まっていた。佐藤氏が乗っていた車だと思う。ただのミニじゃなくてエステート型で後部扉の傾斜が独特で、めちゃくちゃかっこいいというわけでもない微妙な具合のやつ。ピカピカだったので相当レストアされているようだ。どなたか関係者が乗っていらっしゃるのだろう。写真撮ろうと思ったがスタッフ誘導員が撮らせない感じだったので諦めた。

グッズはあまり買わないけど今回カセットテープ買った。でもカセットデッキもう持ってないよ今から買うべきか!?カセットって急にリバイバルしてきた感があるけどなぜ?大量生産できる工場がまだ残っているということ?演歌系の新譜はまだカセット出てるからそこで作ってるのかな? これテープが茶色いからクローム・メタルじゃなくてノーマルだよね?(笑)

ダウンロードコードも入っているのでまずはファイルで聴いたけど2016年版の強力サウンドのフィッシュマンズが聴ける。





2016/07/14

FE108-Sol + BK108-Sol

FOSTEXのバックロードホーンエンクロージャー P1000-BH に面白みを感じ、あれこれ調べていたが、結局同社の上位機種FE108-Sol,BK108-Solを買ってしまったー。
FE108-SolとBK108-Solは、一応純正(バックロードホーンクラスタにおいては純正もなにもないだろうけど)組み合わせで、しかもメーカーの情報を見ると生産台数がそれぞれ2000台と100台という、まったく釣り合わない数からして純正が亜流で、自作箱が正統派ということだ。その辺を重々承知で少量生産するこのメーカーはなんとなく好印象だ。幾つかの木工業者でも箱を製造しているようだけど、個人的にはFOSTEXから発売されていなかったらP1000-BHだけで止めていた可能性が高い。そう思ってしまうくらい、どんな音がするのかよくわかっておらず、その上で箱を自作して確かめようという気はないもので...(あ、その前に板を広げて接着剤が乾くのを待つような作業スペースもなかったわw)。

BK108-Solに価値を感じるのは素材がMDFではないことだ。過去の幾つかの経験からするとMDFはなぜか音がノッて来ないというかつまんない感じになりやすく("MDFっぽい音"みたいなものを感じる)、好きになれないのでこれもポイント高し。ちなみにP1000-BHは全面MDFだけど。

そんでもって、今導入して1ヶ月くらい経ってますが、初めはP1000-BHと同様に非常にバランスの悪い音(スカスカな感じ)だったが、今は安定してきたように思う。耳が慣れてきただけなのか?よくわからないけど。超低音はたぶん出てなさそうだが、普通の低音はドバドバ出てる。調子に乗って大音量出してたら見事に苦情が来たので間違い無いかと(汗)。

他メーカー完成品で主流の2way,3wayスピーカーに対して10cm径のユニット1個のみ、ってそもそもどうなんだよ?ということについては、全く問題ないことはよくわかった。好みの問題はあれど、質の優劣にハンデをつけた感想ではないです。この組み合わせはペアで10万円台後半だけど、少ない経験上でもこの2〜3倍くらいの値段の完成品と十分に肩を並べると思う(ちゃんと比べたわけじゃないからわからないけどね)。

全体的にモニタースピーカー的な鳴り方ではなく、これがいわゆる"クセがある音"ってやつだと思うが、バスレフ型・密閉型で上手く鳴らせていない状態(自分のことっすよアハハアハハ)よりは良いと思う。この中にはネットワーク回路なしのフルレンジが故の良さも含まれているはずだが境目は不明。バスレフ型・密閉型でもフルレンジを組んでみて比べてみたいところだ。

バックロードホーンの音は人によって好き嫌いが激しい、という説は、なんとなく想像がつく。フラットに出てないだろうなコレ、ってのは感じる。音に勢いがある帯域と無い帯域があると思う。ただそれも悪くないと思える。勢いのある部分の良さがそれを補って余りあるということ。
もしかすると意外と狭い部屋(ウチの事)に向いているかもしれない。狭い部屋にはフルレンジでライトウェイトに行こう!ってな感じで。低能率2Way3Wayスピーカーばかり使っていたのでこれにはハッとするものがある。

見た目は、1ヶ月経って慣れたものの、かっこ悪いと思う(笑)。そのうち色を塗り替えるかもしれない。

ユニットを止めるネジを、付属の鉄製からマグネシウム製ネジに変えてみた。少しだけ音が軽快になったと思う。でも単に増し締め効果があっただけかもしれない。

バックロードホーンにスーパーツィーターを載せることが、FE108-Solの場合はよくわからないが他モデルの場合常套手段のようだ。高域に不満を感じていないものの、趣味的には試してみたい。ネットワーク回路は不要でツィーター側にコンデンサーとアッテネーターを付けるのみで使えるということで、フルレンジの良さは失われないということだと思うのでこれはそのうちに。