2016/05/16

バックロードホーン登山口

スピーカーのことをいろいろ考えていて、ネットワーク回路なしのフルレンジを一度試したいと思い、それならあのバックロードホーン式なるものがいいだろう!?、っていうことで調べてみるも、なんていうか"自作 or Die"みたいな状況で、あー雑誌立ち読みしてもスルーしてたあのページの部分全開だなぁ、ってな感じでオーディオ趣味の深さを思い知るわけですが、そこで非常に数少ない半完成品かつグローバル企業FOSTEXから発売されているエンクロージャー P1000-BH とフルレンジユニット FE103En を買ってネジ止めしてみた。
今日、音鳴らし始めて2日目なんですが(アンプは某EL34真空管。これもなんだか「結局この領域に来てしまった」的なものを感じるが)、うーん「フルレンジの良さ」の片鱗は感じられるものの、低音がほとんど無い無さすぎる...。中高域特にギターとかバイオリンとか弦っぽい音はおぉ〜って思うけどなんか違うよなぁこれ。"ハイ上がり"っていう言い方とも違うような。スピーカーから耳までの距離が1m、またはもっと近いくらいだとまぁいいが、1.5m離れると厳しい。あと上下の指向性が高いようで、既存スピーカーの上に乗っけてるので見上げる位置にあるのだがこれだとダメで、自分が立って耳の高さを合わせるとだいぶ良くなるけども。
もっと鳴らし続けると変わる(低音が出る)のだろうか? それともこのサイズだと"こんなもん"なのだろうか?

今まであまり聞いたことの無いシャキッとした中高域、これがきっとネットワーク回路なしの良さと思われるがこれなどすごいような気がするし(しかも調整計測無しのただネジ止めしただけで)、深夜など小音量しか出せない状況ならこの低音の無さでもいいと思うけど、全体的にとにかく低音が腑に落ちない(笑)。バックロードホーンの良さが理解できてないだろう、ってことだけは解る。

こうなると大型のバックロードホーン(というかP1000-BHが小さすぎるだけでバックロードはデカいのが普通のようだ)や、この際フルレンジのバスレフ型・密閉型も気になる。エンクロージャーの自作はちょっと無理なので出来合いの箱しかやる気はないけども。
いやぁ深い、深いっす。




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