2013/03/22

解決そろり 3

じわじわとPCオーディオ化、ここではMac Miniを再生機にする(オーディオ専用じゃなくて諸々兼用)ことを進めとります

齧りだして改めて認識せざるを得ないこととして、PCオーディオで最も重要なことは、楽曲ファイルを蓄積するファイルサーバーの運用管理 だ。

何が面倒かというのをもう一度整理すると
[A]環境(PC/Network)の話
[B]音質(Audio)の話
[C]管理(ファイル蓄積)の話
これらが高次元でバランスしていないといけないことが面倒くさいのだ。

ここは多分普通は、[A]は持っていることが前提だし(いきなり専用機の調達しか頭にないマニアは別)、[B]はほとんど考慮する必然性が無い(パソコンにスピーカー付いてるからいいじゃんが普通でしょ)し、せいぜい[C]だけちょっと気にすればいいけど、マニアの場合はどれかが欠けるわけには行かない!という損な人生でありますw

しかし従来方式に音質や操作の楽しみはともかく、管理の限界を感じたのでやることにした。これらをクリアする価値が感じられてきた。

で、やっぱり、重要なのは[C]だ。[C]ってさ、オーディオの話じゃないんだよねもう。どうやってファイルを管理していくかっていうことで、デジカメの画像とか仕事の書類の整理と全く同じ話だ。

でもなぜかPCオーディオっていうと[A][B]の話がほとんどを占めているように思う。理由はいくつか考えられるが
・[C]は(旧来の)オーディオ趣味の範疇ではない
・[C]はオーディオメーカーのビジネス対象ではない
というのは大きいと思う。
[C]は各自が自力でやるしかない。

電子ファイルじゃないところで言うとオーディオラックやCDラックに近いポジションだろうか。オーディオ専用を想定したラックはよくあるけど、そういう"専用さ"はないし、いくら専用的になってもCDラックに何をどうやって並べていくかという考え自体はラックを買って得られることとは別だというあたり。


はいそれで[C]のソリューションとしてごく当たり前のようにNASが登場するけど、そのまえにナスナス言ってるけどコンピューター内蔵のハードディスク(SSD)や外付ハードディスクはどうなのよという点を改めて考える。

・コンピューター本体内蔵のディスク
コンピューターをそのまま再生装置として使う場合はコレが一番手軽で自然。ただし容量が少ないことが一般的で曲を大量に貯められないからやむなく外付けにする、と。
大きな筐体でHDDを3台4台と増設できるものであればこれで良いと思う。
オーディオ畑でNASしか話に出てこない気がするのは、再生専用機を使う前提であることや、DLNAとかファイル共有の設定が最近の製品は比較的簡単とされているとか、増設も比較的簡単なことではないかと思う。商売上の理由もあると思う...(高級LANケーブルとかが恒例の売り文句で...)
音質が良いという理由については結果的なものではないかと思う。(LINNにHDD内蔵できないし、ディスクフォーマットを意識せず伝送できるのはネットワークしかない)
パソコンの筐体に何台もディスクを入れたもの=音が悪いということには必ずしも言えないと思う。RMEとかでPCI-Expressカードのオーディオインターフェースもあるし。
動作音がうるさいからオーディオ装置とは離しておきたいというのはあるか。

・外付けUSB(FireWire)ディスク
内蔵がダメならコレでいい。コンピューター1台でやることが決まっている場合はこれで良いかと。ただしWindowsとMacとか、OSが異なる複数のコンピューターを使うときはディスクフォーマットの問題でダメだろう。(FAT32使わないよな最近は...)
ケーブルが長いのは問題になりそう。コンピューターのすぐ横とかに置けない場合はLAN接続するNASの方が良さげ。

・NAS(ファイルサーバー)
複数のコンピューターからアクセスできる、再生側コンピューターが壊れてもほとんど影響がない、データの冗長化(RAID1など)に標準で対応している機種が多い、コンピューターと離して置ける(LANケーブルはUSBなどと異なり長距離の引き回しが可能)といったあたりで結局現状ベストとなるわけですな。

ぃゃーなんだか面倒だよなーこの思考。とりあえず音盤買ってきて開封して聴いて、とりあえずそこら辺においておくという動作からの訣別。後がラクなのはもちろんわかるけど。

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