2012/05/17

最近のCaprice

すっかり話題に上らなくなった(?)D/Aコンバーター FIDELIX CAPRICEですけど、"一応"安定動作しているので特に気にならなくなって早数か月。

"一応"というのは、安定するまで40分~60分かかるためです(笑)。

ここで言う安定というのはいわゆるロック外れ(音途切れ)がなくなることで、PLLバンド幅はLowestで、I2S接続の場合です。

昨年は問題ありまくりでしたが、なんかいつの間にI2S-Lowest常用になってしまった。ぃゃいつの間にじゃなくてKOJO Aray導入の効果と思われる(Arayなしで試せば多分ダメだろう、未確認)。これを期待してArayを導入したわけではないのでちょっと驚いた。

ロックするまでの40〜60分位はどーすんだというと、ブチブチ音切れしつつ、気にせずそのまま流してます。厳密に計測してないけど気づいたら音切れがなくなっているんですいつも。CD盤を最後まで再生して、次行くかってところで、あれ、そういや音飛んでなかったな、となる。安定状態に入ると、CDを交換しても音切れしないです(ごく稀にあるけど)。
安定までの時間はそれより早いことも遅いこともない。これはCAPRICE側の事情なのか、トランスポーター(PS Audio PWT)側なのか、Arayの出力なのか、よくわからない。
(2012/05/22追記:Arayを点けっぱなしでCapriceをOFF,PWTをスタンバイにして再度ONにしたら10〜15分位音が飛んだ。40〜60分というのはどれか一つではなく複合していると思う)
一度電源を切るとまた時間かかります。電源ONのまま曲を再生しないで放置しておいてもダメ。電源ONかつ信号を流していないといけない。全く面倒くさいっつうか世話が焼けるんですけど、LowとかMidに戻す気にもならないしコレでやっているというわけです。

S/PDIFについては普段48kHzまでしか出番がないけど、これは最初から全然音切れは無し(MacからAudioI/F経由)。PWTのI2Sは24bit/96kHzまではOKで、それ以上は未確認。元々S/PDIFがLowestじゃないと嫌だっただけで、I2SのLowestをがんばろうという気はなかったものの、この音に慣れてしまうとLowestでもS/PDIFの音はユルいというか少しショボいというか、そう感じられて、落差がちょっと辛いものがある。うーむ なんて罪作りな製品なんだ(笑)。買ってまだ1年も経ってないけど今年に入ってからようやくこの製品の良さに気付いたかも知れない。

近い将来のアップグレードパスとして、Capriceをもう1台買ってデュアルモノラル駆動するというちょっとアレな方法がありますが、現在イイ感じに動いてしまっている以上、現実味を帯びるじゃないですか...I2Sを2系統出力する方法を検討しなければならないが。
っていうか最初はこの製品は省スペースなのが良いと思ってたのに2台になったらもう普通の機器と同じ面積食うじゃないか、うむむ。そもそも1台と2台で金額に対して妥当な向上があるのかどうか知らないけど。でもこのメーカーについてはCerenateアンプが良かったのでCaprice2台体制も良さそうな予感は十分にある...。

気にしているのは、ここら辺はPCオーディオや最新DAC製品の動向、DSD配信の動向によっては違う方向に流れるかも知れないということで、来年なぞどんなソリューションが出てくるか全然分からないし、2台の欲を出さずに1台でいきたい。まー元々すぐ買えないし、仮に注文したとしてもコレ未だに2ヶ月待ちとかなんですかね、さすがにそれはないかな。
#コレ以外だとPS Audio PerfectWave DAC mkII (PWD mkII)が気になる...。
なんだかんだで、まだしばらくCDベースが無難だよなぁと保守的なモードに入ってます。


それで、そういうことをいろいろ考えていると、I2SだLowestだとさんざん言ってるわりに、過ぎる時間が一番楽しいと思えるのはアナログ盤を聴いているときだなぁと感じることが多い。Capriceとかより安い機材だけど流れる時間に充実感があるのは何故だろう。取り立てて高音質ではないけどそこに価値観があまり向かない。
今年オーディオ関係でお金をかけるべきは電源・アンプ・アナログレコードのどれかで行きたい。


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