2012/05/29

マイケル・サンデル特別講義

第16回 ハヤカワ国際フォーラム/東京国際フォーラム開館15周年記念事業
マイケル・サンデル特別講義
ここから、はじまる 民主主義の逆襲
に参加させていただきました。ありがたいです。同時通訳付で様々な話題で3時間オーバー、白熱した議論が聞けて唸りました。
小生の能力不足によりどんな話題かの詳細は書けませんが特に印象的だったのは、福島原発事故の件で、多分喋った人は日本人のみ(そうでないとしたら日本在住の人か)ではないかと思うけどそれでここまでオープンであまり感情的にならない議論が成立するとは思っていなくて驚いた。特にコレに関してはサンデル先生が日本人ではないということもプラスに作用しているのかなと思った。

最後の方になって本日のタイトルになっている"民主主義の逆襲"という意味が少し解った気がした。
金曜日だったらそのまま呑みに行くだろコレ。あぁ月曜

2012/05/21

Thomas Demand トーマス・デマンド展

昨日、トーマス・デマンド展という展覧会に行きました@東京都現代美術館。
隣近所が土木工事やっててうるさくて、時々弱い地震のような振動も来てしまうのでとりあえず外出しようと思って、若洲のゲートブリッジでも行ってみようかと思ったけど澄み渡った晴れではないし眺め悪かろう、そこで何か無いかと思った時の美術館博物館頼み、いくつか調べた所ここが一番ピンと来た!しかも初日!
という程度の毎度の予備知識ゼロで行ったんですけど、初日の本人来日講演にも間に合ってしまい、一度も作品見たことないのに講演から始まりました。
通訳付きの講演を2時間みっちり拝聴してケツの骨が痛くなったところで実物拝見となりましたが、
おぉぉぉ。。。と言いっぱなしの濃い内容でございました。
講演聴いたから分かったけどさ、いきなり見たら殆ど解らないですよコレ紙製かよなんなんだよいったい...(しかも大半は実物大スケールで制作)

あ、立体物が置いてあるわけではなくて、紙製の物体を撮影したものが作品で、つまり全部写真か動画なんですけど、それを見ていろいろ考える過程が杉本博司先生の作品と似てる。見た目が似てるということじゃなくて思いの至り方みたいなものです。
制作に死ぬほど時間かかっていそうだけども見る側としてはじーっと鑑賞してフムフム...みたいなのじゃなくて、割とさーっと見終わってしまって、あとからジワッとくるようなタイプだと思ったので、コレはつまりもう一回見に行きたい。

作品を紹介している書籍も出てるけど、もともと平面の写真が作品なのに、なぜか印刷物だとイマイチ。巨大な写真で見ないとグッとこない。単に大きさの問題だろうか。巨大な写真と言ったってあんな3mも4mもあるようなものは現像液に浸けてるわけじゃなくて印刷だろうしなぁ。



全然関係ないけどここら辺に「レッドロブスター」があったと思うんだけど久々に行ったら無かった。遥か昔、レッドロブスターのTVCMが大量に流れてて、でも当時ネットもないしどこにあるか分からず、名前は知ってるけど見たことない謎の店でした。今でも結構店舗存在しているようだけど未だに行ったことないです。

その代わりじゃないけど木場公園の向いになんと、バブル時代に試作されたJRの寝台列車「夢空間」の廃車体がレストランになってた!夢空間は3両で、うちもう1両は埼玉県のららぽーと新三郷にあった。もう一両の展望車はどこにあるんだろ(前は海浜幕張にあったような気が)。ちなみにこのレストラン、検索したらシェフが実物のオリエント急行食堂車で働いていた唯一の日本人だそうで、ちょっと気になるけど如何せんおれはフランス料理とか敷居が高くてどうにもこうにも...(大体ワインがろくに飲めないんです)

2012/05/17

最近のCaprice

すっかり話題に上らなくなった(?)D/Aコンバーター FIDELIX CAPRICEですけど、"一応"安定動作しているので特に気にならなくなって早数か月。

"一応"というのは、安定するまで40分~60分かかるためです(笑)。

ここで言う安定というのはいわゆるロック外れ(音途切れ)がなくなることで、PLLバンド幅はLowestで、I2S接続の場合です。

昨年は問題ありまくりでしたが、なんかいつの間にI2S-Lowest常用になってしまった。ぃゃいつの間にじゃなくてKOJO Aray導入の効果と思われる(Arayなしで試せば多分ダメだろう、未確認)。これを期待してArayを導入したわけではないのでちょっと驚いた。

ロックするまでの40〜60分位はどーすんだというと、ブチブチ音切れしつつ、気にせずそのまま流してます。厳密に計測してないけど気づいたら音切れがなくなっているんですいつも。CD盤を最後まで再生して、次行くかってところで、あれ、そういや音飛んでなかったな、となる。安定状態に入ると、CDを交換しても音切れしないです(ごく稀にあるけど)。
安定までの時間はそれより早いことも遅いこともない。これはCAPRICE側の事情なのか、トランスポーター(PS Audio PWT)側なのか、Arayの出力なのか、よくわからない。
(2012/05/22追記:Arayを点けっぱなしでCapriceをOFF,PWTをスタンバイにして再度ONにしたら10〜15分位音が飛んだ。40〜60分というのはどれか一つではなく複合していると思う)
一度電源を切るとまた時間かかります。電源ONのまま曲を再生しないで放置しておいてもダメ。電源ONかつ信号を流していないといけない。全く面倒くさいっつうか世話が焼けるんですけど、LowとかMidに戻す気にもならないしコレでやっているというわけです。

S/PDIFについては普段48kHzまでしか出番がないけど、これは最初から全然音切れは無し(MacからAudioI/F経由)。PWTのI2Sは24bit/96kHzまではOKで、それ以上は未確認。元々S/PDIFがLowestじゃないと嫌だっただけで、I2SのLowestをがんばろうという気はなかったものの、この音に慣れてしまうとLowestでもS/PDIFの音はユルいというか少しショボいというか、そう感じられて、落差がちょっと辛いものがある。うーむ なんて罪作りな製品なんだ(笑)。買ってまだ1年も経ってないけど今年に入ってからようやくこの製品の良さに気付いたかも知れない。

近い将来のアップグレードパスとして、Capriceをもう1台買ってデュアルモノラル駆動するというちょっとアレな方法がありますが、現在イイ感じに動いてしまっている以上、現実味を帯びるじゃないですか...I2Sを2系統出力する方法を検討しなければならないが。
っていうか最初はこの製品は省スペースなのが良いと思ってたのに2台になったらもう普通の機器と同じ面積食うじゃないか、うむむ。そもそも1台と2台で金額に対して妥当な向上があるのかどうか知らないけど。でもこのメーカーについてはCerenateアンプが良かったのでCaprice2台体制も良さそうな予感は十分にある...。

気にしているのは、ここら辺はPCオーディオや最新DAC製品の動向、DSD配信の動向によっては違う方向に流れるかも知れないということで、来年なぞどんなソリューションが出てくるか全然分からないし、2台の欲を出さずに1台でいきたい。まー元々すぐ買えないし、仮に注文したとしてもコレ未だに2ヶ月待ちとかなんですかね、さすがにそれはないかな。
#コレ以外だとPS Audio PerfectWave DAC mkII (PWD mkII)が気になる...。
なんだかんだで、まだしばらくCDベースが無難だよなぁと保守的なモードに入ってます。


それで、そういうことをいろいろ考えていると、I2SだLowestだとさんざん言ってるわりに、過ぎる時間が一番楽しいと思えるのはアナログ盤を聴いているときだなぁと感じることが多い。Capriceとかより安い機材だけど流れる時間に充実感があるのは何故だろう。取り立てて高音質ではないけどそこに価値観があまり向かない。
今年オーディオ関係でお金をかけるべきは電源・アンプ・アナログレコードのどれかで行きたい。


2012/05/11

Cerenate バイワイヤー/アンプ7

FIDELIX Cerenate(パワーアンプ)とATC SCM19(スピーカー)の結線のしかたを変えてみる、その7。
FIDELIX Cerenate Wirering Experiment
No. Left-Low Left-High Right-Low Right-High Wirering Cable RmtSense
1 Bridged Bridged Single Mogami 2804 3D-2V(KHD)
2 Bridged Bridged BiOyaide StraightLine 2by2 none
3 Dual Mono Dual Mono Dual Mono Dual Mono Single Oyaide StraightLine 2by2 none
4 Bridged Normal none none Single Oyaide StraightLine 2by2 none
5 Bridged Normal none none Single Oyaide StraightLine 2by2 3D-2V(Fujikura)
6 Bridged Bridged BiOyaide StraightLine 2by2 3D-2V(Fujikura)

現在、アンプは6番のように左右1台づつに戻し、結線を下記のようにした。
左chのスピーカーケーブル:Oyaide StraightLine 2by2,バイワイヤー,低域のみリモートセンシング(Fujikura)
右chのスピーカーケーブル:Mogami2804,シングルワイヤー,リモートセンシング(KHD)
つまり左右でケーブルが違う(長さも少し違う)という普通やらない状態になってます。

これは驚いた
左右の音の違いが非常に少ない。
ケーブルも接続方法も違うのに何なんだこれは、というくらい差が少ない、判らないと言っても大袈裟ではないと思う。左側は高域をリモートセンシングしてないのに。

左右同じケーブルで、リモートセンシングの有無を比べると、比べるまでもなく一聴して違うのに...恐るべしリモートセンシング。ケーブルによる影響を激しく修正しているのか。

せっかく条件変えまくってるのに変化が無い(笑)のでまさしく"激変!"の逆。
"激同!"とか"激変わらなス!"とか"非激変!"とか"No!激変!" "No More 激変!"とかなんでもいいやどーでもいーや。


StraightLine 2by2用のリモートセンシングケーブルを片ch分しか組み立てず、でも今日は残りを組み立てるのが億劫だなー、暫定で前に作ったMogami2804を繋いどくかと思ってやったら、なんだか急いで作らなくてもいいやっていうレベルで気にならない状態になってます。
勿論まったく違いが無いというわけじゃないから、まぁ1週間くらいしたら残りを用意したいところ。


そういうわけで結局、この一連の作業は1番の状態に確信が持てずに2番以降を調べていったが、結果的に1番(リモートセンシングあり)は良かったのだということになった。一聴すると2番とかも良いように聴こえるし、いずれもあり得ないというほど酷いものではないけど、音質は全く異なり、リモートセンシングありの方が淀みない感じがして快感的だ。オーディオを鳴らしているのにオーディオを鳴らしているという意識が薄れるというのはありがたいことだ。

1番か6番がよく、リモートセンシング必須ということがわかった。
又は今後怪しい3台体制に突入か!?


2012/05/09

Cerenate バイワイヤー/アンプ6

FIDELIX Cerenate(パワーアンプ)とATC SCM19(スピーカー)の結線のしかたを変えてみる、その6。
下記の順番にやっており前回が5番、今回が6番となります。
FIDELIX Cerenate Wirering Experiment
No. Left-Low Left-High Right-Low Right-High Wirering Cable RmtSense
1 Bridged Bridged Single Mogami 2804 3D-2V(KHD)
2 Bridged Bridged BiOyaide StraightLine 2by2 none
3 Dual Mono Dual Mono Dual Mono Dual Mono Single Oyaide StraightLine 2by2 none
4 Bridged Normal none none Single Oyaide StraightLine 2by2 none
5 Bridged Normal none none Single Oyaide StraightLine 2by2 3D-2V(Fujikura)
6 Bridged Bridged BiOyaide StraightLine 2by2 3D-2V(Fujikura)

6番ですが昨日作成したリモートセンシングケーブルが2本だけで、今日は作る時間がなくて結局左側だけリモートセンシングしています。両耳で聴いてどういう違いがあるか、っていうことで。
しばらく左側からしか音が出てなかったから、両側から音が出るのは良いなぁ(笑)。

やはりリモートセンシングなしの方は全体としては音量が大きい。大きいという言い方は正しくなくて、耳に障るようなバランスの悪さになっているということかも知れない。リモートセンシングありの方がバランス良いはずだ。

この状態だと音量が大きい方に意識が持っていかれ、リモートセンシングなしの方がよく聴こえてしまう部分もある。しかし両方リモートセンシングなしにすると先日行った2番になり大して良いと思えなくなるので、よく注意しなければならない。

リモートセンシングで一番良いと思ったのはそのことではなくて、強奏と弱奏がはっきりするということだった。じわっと強くなっていく所とかスッと引いたりするようなところが聴き取れて演奏全体を聴いてて気持ちイイという感じのことです。
えぇっ何を当たり前な...ってなるけど、正直これ、いままでウマくいってなかったと思った。
音の響きとか高音シャキシャキ気味みたいな方向は結構変化が効かせられると思うけどコレはそれほど簡単ではないのではないか。 あれ、そんなの俺だけっすか、まぁいいや。

あと今日初めて気づいたこととして、リモートセンシングと関係があるかは解らないが、音量を大きくしていくとCERENATEの空冷ファンが回るんですけどこれ(笑)。10分に1回とかで。基本回らなくて異常加熱時のみ回転する仕様のようだけどずっとやってるとマズいかな。
ファン回転音は結構デカい。丁度ライブ盤を聴いててガーッと回りだしたので、録音の中に会場設備などの音が入ってしまったのかなと思ったけど、別のCDでもガーッとなってそこで気づいた。


2012/05/08

Cerenate バイワイヤー/アンプ5

FIDELIX Cerenate(パワーアンプ)とATC SCM19(スピーカー)の結線のしかたを変えてみる、その5。
下記の順番にやっており前回が4番、今回が5番となります。
FIDELIX Cerenate Wirering Experiment
No. Left-Low Left-High Right-Low Right-High Wirering Cable RmtSense
1 Bridged Bridged Single Mogami 2804 3D-2V(KHD)
2 Bridged Bridged BiOyaide StraightLine 2by2 none
3 Dual Mono Dual Mono Dual Mono Dual Mono Single Oyaide StraightLine 2by2 none
4 Bridged Normal none none Single Oyaide StraightLine 2by2 none
5 Bridged Normal none none Single Oyaide StraightLine 2by2 3D-2V(Fujikura)
6 Bridged Bridged BiOyaide StraightLine 2by2 3D-2V(Fujikura)
ラインケーブルは低域用がMogami 2534,高域用がOyaide StraightLine 75AD(SL75R)。とりあえず手近にあるというだけで特に意味はなし。


今日はやる時間がないはずだったけど急にぽっかり空いたため急遽リモートセンシングケーブルを組み立てた。フジクラの3D-2Vです。

で、5番ですけど、
あぁぁ...
リモートセンシング必須じゃんか
ということで2番から4番は消えた。
音違い過ぎ。中域あたりが明瞭すぎるくらい明瞭。ボリュームを思わず上げてしまう。これ音量が少し下がるようになるのかな?聞き易過ぎて上げても耳が許容しているということかな。4番とかは目盛りが10時の位置でやってたとすると、5番は12時の位置でもOK。録音レベルの小さいCDなどは13時の位置までやってみた。
この機種でリモートセンシング無しでの使用はちょっと考えられない。

懸念してた低域も硬めになった。中域とぐちゃぐちゃになってた感じが解消された。今の所納得できる。ただ、もっと気持ちの良い出方をする機種というのはあると思う。それを望むと多分いろいろ大変になるのかなという予想が生まれた。例えば巨大な筐体に暖機運転だけで数時間かかってみたりとか電気代が大変なことにとか...。いやわかりませんけどね


以上はもちろんウチの環境限定の話なんで誰でも同じになるということはないと思いますけど、何となく面倒くさくてリモートセンシングを試してないという人がもしいたら勿体ないので一度やってみる価値はあります、ありすぎます。
作業の注意点として、リモートセンシングのケーブルだけを繋いでCERENATEを通電してはいけません。それをやってしまうとCERENATEが破損するそうです。スピーカーケーブルが接続されていることを確認した後か、スピーカーケーブルとリモートセンシングケーブルを予めハンダ付けするのが安全でしょう。


このあとは、費用をかけない方向で振り出しの1番に戻るか又は6番でけっこうイケるか、費用をかけて怪しげな3台体制に持っていくか(5番でステレオ化)、の検討段階になりました。


2012/05/07

Cerenate バイワイヤー/アンプ4

FIDELIX Cerenate(パワーアンプ)とATC SCM19(スピーカー)の結線のしかたを変えてみる、その4。
下記の順番にやっており前回が3番、今回が4番となります。
  1. 右1台(ブリッジ)、左1台(ブリッジ)でMogami 2804シングルワイヤー+リモートセンシング(KHD 3D-2V)
  2. 右1台(ブリッジ)、左1台(ブリッジ)でOyaide StraightLine 2by2でバイワイヤー,リモートセンシングなし
  3. 右1台(デュアルモノ)、左1台(デュアルモノ)でOyaide StraightLine 2by2,リモートセンシングなし
  4. 左の低域のみで1台(ブリッジ)、左の高域のみで1台(標準片ch)でOyaide StraightLine 2by2,リモートセンシングなし
  5. 4番と同じで、低域にリモートセンシングあり
  6. 2番と同じで、低域にリモートセンシングあり
ラインケーブルは低域用がMogami 2534,高域用がOyaide StraightLine 75AD(SL75R)。とりあえず手近にあるというだけで特に意味はなし。

4番は、1チャンネルに2台使用しますが2台しか持ってませんので左のスピーカーだけで試してます。(高域の右chは空いてるので右スピーカーに繋げてもいいけどケーブル要準備なので)

4番、コレはしっくり来る。コレで2,3番は消えた。この中で選ぶなら、なんだかんだで結局振り出しの1番か、4番だろうな。やっぱり全然違うなー聞こえ方が。これはモコモコしてない。でももうちょっとキックドラムとかベース音は締まって欲しい。
高域をRCAで繋いでおり、セレナーテのボリュームを通っているので二重にボリュームを通過していることになるのでオカシイかも知れないが、高域を調整できるのはちょっと面白い。とはいえ、大体丁度中央か、中央から少し左寄りがちょうどよく、グリグリやるわけではない。

このあとは5番で、BNC端子と藤倉の3D-2Vは用意してあるけどまだ組み立ててない。4がイイということは5は期待が持てる。5、6でダメなら1に戻るか、それでも嫌ならなんか別のを検討するしかないということになろう。
ちなみにもう1週間以上経っていることもあり、1の音がどうだったか、既に忘れているので1も再確認が必要。

1は現時点からの追加費用は0だからいいけど、もし4や5から後に戻れないということになるといずれもう1台買うことになるというのがしっくりこない。今そこが一番気持ち悪い。同じくらいの価格で他に良いのがあるだろうという疑念がつきまとう(笑)。ホイホイ買って気軽に試せないので難しいところ。
ただセレナーテは基本的な性能(?)が良くて、無音時はとにかく電源が入ってるのか入ってないのかが分からない静けさ。スピーカーが低能率ということもあるだろうけど、ボリューム最大にしてスピーカーに2,3cmくらいまで耳を近づけても判らない。
「サー」音がほぼ出てなくても、気配みたいなものが感じられるものはあったと思うけどコイツはそれもほぼ感じない。そのことを重視してるわけではないけどこういうものはなかなか無いのではないかと思う。


6番は2番の派生形で、5を実行するとついでに確認しやすいのでここまで来たらやっとくかという感じ。

2012/05/01

Cerenate バイワイヤー/アンプ3

FIDELIX Cerenate(パワーアンプ)とATC SCM19(スピーカー)の結線のしかたを変えてみた。先日はブリッジでバイワイヤーにしてみたが、今回はバイアンプを確かめようということでブリッジ(モノラル2台)せずにステレオ2台として、1台づつR(右)を低域に、L(左)を高域にした。ライン入力ケーブルはとりあえず試しということでブリッジ用をそのまま使う。つまりLチャンネルが逆相になっているので、スピーカーケーブルでも+−入れ替えて逆相の逆相で正相として扱う。
同じ目的で別のやり方としては、1台のステレオアンプを左右の低域のみ、もう1台を左右の高域のみにする方法がある。というかバイアンプってそのほうが普通か。今回のはステレオアンプをモノラル扱いにして上下段で結線しているということになります。
ケーブルは引き続きオヤイデ電気Straight Line 2by2。

あらら、バイワイヤーよりこれの方が良いわ...。当たり前か...。低域がちょっとしょぼいっつうか制動できていない気もするけど、音の分離が全然違っててトータルではこっちが優勢だろう。このケーブルでのバイワイヤーは低域に偏って音が籠る感じがしたんでね(気持ち悪いわけではないけど)。
このバイアンプの良さを維持したまま、ウーファーがもっとガツンと来るようになるのが理想的だと思う。

しっかしこうなると困ったなあ、セレナーテをもう1台買って高域専用にするのかーっ?(2台買って4台共ブリッジ駆動は勘弁してほしい)。しかし同じもの3台も買うんならなんか別の良いアンプ買えそうだしさ、どうなんだこれは。高域だけ1台でやるってのも何となく変な感じするし、こういう状況になってくると結局やっぱ純正パワーアンプATC P1とかの方が良いんだろうか。理屈としては上下分離で駆動してる方が良いはずだけど(まさに今それを確認してしまったし。巷のアクティブスピーカーは大体上下分離しているのはそういうことでしょ)、そもそもの機器グレードの差異があるし、やってみないと分からない。昔、低価格帯では一世を風靡した"モグラ"ことFlyingMoleのアンプでモノラル&バイアンプ(=4台)やって失敗した経験があるしここはどーしても石橋を叩いて渡らなかったりしてしまうぞ(その時のスピーカーはATC SCM7。少しサイズが大きくなっただけでやってることが変わらない...汗。多分モグラが特別悪いのではなくてSCM7には役不足だったということだと思う。SCM7にMcIntosh MC402を繋いだことがあるけど、これは朗朗と鳴って、ブルーアイズのメーターがガンガンに振れまくって驚いた。好みはあるかも知れないがオーバースペック感はなかったと思う)。
値段も同じ位になってしまうし。いや、P1の方が安くなっちゃうぢゃないか。若干泥沼化。