2010/12/07

ヤン富田 @ ビュー福島潟 新潟県

ブログの即時性(って言っても今は遅い部類なんだろうけど)を無視してやっておりますが(すいません)、


11月末にヤン富田コンサート行きました@新潟県ビュー福島潟
http://tsukiokaonsen.com/
地元の若い有志団体?(観光業関係?)が企画していて、その界隈の人たちが多かったようですが、全くそういう繋がりなしでいきなり新幹線で参加させていただきましたよ。

ビュー福島潟というのは、福島潟という"潟"に建つ展望施設兼資料館のような建物の名称で、↓です。

ヤン富先生は2009年に科学未来館で演ったライブを観て驚いて以降、なんか忘れられなくてまだ昨日のことのように覚えている。今年7月の原美術館のライブ(他大阪とか含む)は行き損ねてしまったので2010年最初で最後となった。

2009年のときとほとんど変わらない内容だ、と言ってしまえばそうなんだけど場所が科学未来館以上にスゴくてこりゃ行った甲斐がありまくりだった。上の写真で光っているところがステージ。地上5,6階なので意外と高い。
PAシステムも地元企業という紹介があったけど音良かったです。パツパツに上げてない感じで。

"脳波"を使う演目を聴く前と聴いた後で「変わりますよ、ホントに」って冗談めかして毎度仰ってるわけですが、ホントに変わっててもおかしくないわ。これがいわゆる意識の拡大っすか。
トークもかなり冴えてるしなーいつかいつかのオールナイトに期待ですよこれは(笑)。
あと来年出るらしいアートブックだか作品集みたいなやつは欲しいな。音に関してはCDフォーマットじゃダメだね。録音物を聴くならDSDしかないでしょう。出してほしいなぁヤン富田DSD。OTOTOYさんならやれるでしょう、期待期待。

新潟って多分20年ぶりくらいに行って、記憶もほとんどないので初めて行ったに等しく、さらに福島潟というようなものは聞いたことすら無いので、あーおれナニやってんだレンタカーまで借りてナニこの気合いは、なんて思ってたらヤン富先生自ら「まぁしかし...こんなところでこんな音出してねぇ...ナニやってんだって感じだよねぇ」というようなこと言っててウケた。
そんなこといいながら3時間30分くらい演っててしかも全然時間無いという。


ヤン富先生は航空機とか旅のイメージが基盤になっていると思うけど、この場所の夜間がそのイメージにやたらとハマる。管制塔の中みたいというか、宇宙船の中とでも言えるかもしれない。時折新潟空港に着陸するであろう本物の飛行機がスクリーンに出される映像とかぶるし、外が真っ暗で湿地が見えないせいで、遠くの道路を走る自動車の光跡が隕石のように見えなくもない、という感じで。
宇宙とかってさ、科学未来館の方がそれっぽいし本業な気がするのに、そうでもないこういう状況が、それとおなじようなことになっているのを思うとこれまた感動できるのであります。





ここって昼間はどういうところなの?と思って、翌日天気悪いのにもう一度行ってみたらこんなところ。
丁度講壇があるあたりに先生と機材/スティールパンがあって、後ろが東京ではあり得ない暗さの真っ暗という状態だった。

日中は、外に見える潟には膨大な数の鳥が居て望遠鏡で見れるようになっており、面白い。


多分近辺に住んでる人は普段誰も行かない所なんじゃ?という感じのところなんですが(小学校の遠足で行った的な。って全然違ったらすいません)、良かった福島潟。おれは気に入った。