2008/06/09

記録の増大

旅行や美術館系に行った際にどうしても発生するチケット半券・パンフレット・写真類をどうやって意味のある状態で保持しておくかということをココ2、3年は考えてて、つまるところはファイリングの方法なんだけど

東急ハンズとか行って何かスグれものがないか期待したりいろいろファイル用品を買って試したりしたがどうもしっくりこなくて逃避していたがいよいよ積み上がって危険な状態になってきたので手をつけることにした。ファイリングが多分すごい下手なのでいらんところで苦労している。

ちなみに根底にある思考としては「全部保存しない(廃棄)」に対する戦いであると言えるとおもう。

この「保存しない」ってのはかなり合理的かつ、実のところこれをメシの種にする職業でもなければ大して損失もなく優れた手法だと思ってて、これをするに越したことはないんだがこれをやるとカメラ・デジタルファイルの存在意義が無くなりやや矛盾してしまう。なんつうか昔から手グセで写真を意味なく撮ってしまったり切手を集めたり切符を集めたりした名残があるので、ココを完全に無くすまではこれはやっても中途半端だなと。

で、ただなんとなく引き出しに突っ込んだり棚の隙間に差しておくと、記憶が鮮明/失くなってない間は特に問題はないが、2、3年もするとマズくなってくる。あぁ、こんなところ行ったなぁ、とだけしか思わないならいいんだがあ、そういえばあそこにも行ったけどそのパンフレットが無いな
ドコ行ったっけな、とかなんでこれの次にこのチケットが出てくるんだよ8年前じゃんかとかになってくると何のために取ってあるのかわからなくなり一部若しくは全部捨てたりする。

極力この状態に遷移しないように凝固させておくのが望ましいと考えている。この状態にさえ行かなければ、傷んだり擦れたり色褪せたりするのはむしろ構わない。かたまりでごっそり無くなってしまってもいいかもしれない。

保存はデジタル化できるものだけ、書類も可能な限りスキャンしてiPhotoに突っ込んで終了、というのも考えた。考えたさ。ちょっとやってみたし。

でもやっぱダメだった。あくまで補佐の域を出ない。そういうことじゃないのさ。
「人間が旅行や美術館に行く行為自体がデジタル化」されるのならその方法も多分アリだろうが。大体2次元のオーディオやスチル写真をデジタル化するのだってろくに満足していないわけで、人間の物理移動や思考や時間の3次元情報を土日にデジタル化しようってのは全く変な話で。

不可逆でいいから、3次元情報を人の中で乾燥ワカメ的に戻せるように保っておきたいというところか。じゃなければ全部捨てたほうが得策かなと。

というようなことを数年考えてる割にはいま何を言ってるかだいぶ解らなくなってきたが、結局糊付けと穴あけパンチとDVD-Rを用いて紙のファイルに落とし込むということにした2008年バージョン。

無印で買った紙のファイルに、ルーズリーフに適当にチケット類を貼る。両面印刷のパンフレット類は貼ってしまうと後年、思考の変化で一部が見れないことを後悔することを考慮して孔を空けて綴じる。「貴重な書類に孔を空けるなんてもったいない!指紋が指紋が!」みたいなアレな思考は昔そういう時期があったが、すっかりバカバカしさが常に勝るようになってきたので今後も起こらない確信がある。デジカメ写真・動画系はDVD-Rに焼いてその紙のファイルに入れておく。

※この中で一番耐久性無いのはDVD-Rだよ笑えるよ


いつかこれがバカバカしくなって気分よく全部捨てる時が来たらそれはそれでいいことである。これを経ないと、多分気持ちよく捨てる境地には行けないと思う。気持ち悪く捨てるのはいつでも出来るけれども。


とかぐたぐだ思ったら試しに買ってみた
PLUS テープのり
http://bungu.plus.co.jp/sta/product/office/glue/glue.html
が速攻で無くなった。何コレボディがでかい割にはすぐ無くなっちゃうじゃん。次はもっと安いやつにするか。使い勝手はとても好い。しょうがないので木工用ボンドでキリのいいところまで凌ぐ。酢酸ビニルなニオイは久しぶり。